雑談

RICOH THETAで部屋の中を丸ごと!

現代生活図鑑というサービスでは色々な生活者のお部屋を訪問し、それをレポートとして毎月発行しています。
※現在は提供終了

レポート内では、訪問した部屋の中を360°見れるようにしているのですが、今日はその360°ビューについてと、それを実現してくれている「RICOH THETA」というカメラのご紹介です。

■なぜ360°?
現代生活図鑑は、人の多様性を知るための、今の時代を知る為の人間観察マガジンを目指しています。

そのために、人が買ったモノや、趣味のもの、服や化粧品を始め、その人の考え方が分かるモノ(本やモノの配置等)、コダワリのもの、普段外で合っているだけでは分からない、その人のことを知る為のものが一番凝縮されているのは、その人が住む部屋であろうという仮説のもと、色々な人のお部屋訪問を始めました。

訪問した人の部屋の状況、そこに住む方への取材結果、それをレポートとして提供し、様々な人に知ってもらえる形にしたのが現代生活図鑑というサービスになります。

取材の際に、部屋の隅々を写真撮影させてもらうのですが、どうしても一面を切り取る形になります。

そこで、お部屋全体が分かるように360°ビューで見れるようなものをレポートに掲載することにしました。

■RICOH THETA との出会い
部屋全体を360°ビューで見れるように、特殊な魚眼レンズで全体を何回かに分けて撮影し、それを専用ソフトで統合、レポートで見れる形に出力ということをしていました。

しかし以下の課題がありました。

  • 撮影が難しく時間がかかる
  • 失敗リスクが高い
  • 画像の加工が難しく時間がかかる
  • 撮影がうまくいっているかどうか、専用ソフトで加工してみないと分からない
    (失敗していた場合は、後日取材者の方と再度日程調整し、再度訪問して撮影というのを繰り返す必要があった)
  • 機材が重く持ち運びが大変

そんな中登場したのが RICOH THETA というカメラでした。

スクリーンショット 2014-01-31 23.29.20
  • ワンボタンで簡単撮影(離れた所からスマホアプリで遠隔撮影も可能)
  • 画像加工の必要なし
  • 撮影結果は専用スマホアプリでその場ですぐに確認可能
  • 非常に軽量(約95g!)

と問題点を一気に解決してくれるものでした。

唯一の難点は、画質が粗い事。
まだまだ解像度が低く、専用のカメラにはかないません。

ただ、現代生活図鑑ではキレイな画像よりも、全体の雰囲気をしっかりと伝える事を優先しているため、RICOH THETA の画質で十分。

今では取材に欠かせない重要な機材になりました。

■専用ソフトで一手間
RICOH THETA で撮影した画像は、専用スマホアプリで見るか、専用サイトへアップして公開することができます。

現代生活図鑑は撮影したお部屋の360°映像は現代生活図鑑アプリ購入者のみに提供しているため、上記の方法ではアプリ内のみに掲載という形が取れませんでした。

そこで、RICOH THETA 導入前に使っていた専用ソフトを活用する事に。

そのソフトは様々な形式で360°ビューの映像を出力できたため、RICOH THETA で撮影した画像をそのソフトに取り込み、現代生活図鑑のアプリで見れる形に出力、掲載をしています。

※利用しているソフトはeasypanoというソフト
http://www.easypano.com/jp/

つまり以下の手順でレポート内に360°の映像を掲載しています。

  • RICOH THETA でお部屋撮影
  • RICOH THETA から easypano ソフトへ画像を取り込み
  • easypano からアプリに掲載する形の360°ビューファイルを出力
  • アプリ内のレポートに掲載

■いろんなシーンで活用!
RICOH THETA は今では取材時の撮影だけでなく、色んな場面で利用しています。
こちらは先日あったグループ会社3社での飲み会の時に撮影したものです。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

なぜか自衛隊式バンザイをしたいと言い始めた代表の上野の音頭でみんなで自衛隊式バンザイをした瞬間。

このような形でかなり面白い撮影とその瞬間の切り取りができます。

以上、現代生活図鑑のレポート内の360°ビューを撮影している RICOH THETA というカメラのご紹介でした。