ビジネス

”問題”と”課題”の違いや関係性について

 同僚から、”問題”と”課題”は使い方が違うぞ!と助言をいただきました。調べてみると、特にビジネスシーンにおいては使い分けの注意が必要なようなので、違いや関係性を整理してみました。

 まず、「問題」という言葉は一般的に、目標と現状の間にあるギャップを意味しています。一方「課題」とは、目標と現状とのギャップ(問題)を埋めるための具体的なアクションを指しています。

 例として、商品Aを販売する事業者の問題と課題を整理すると、次のようになります。

「目標」:購入者数500人/日
「現状」:購入者数300人/日
「問題」:目標よりも200人/日ほど少ない
「課題」:広告の掲載エリアを拡大する。商品のパッケージを改良する。

 

 ですので、当事者が直接的に解決できることは”課題”になります。”課題”を解決した結果、”問題”が間接的に解決されるというような関係性になります。

 誤解が生まれないよう正確に使い分けが必要になるとともに、目標に向けたアプローチがわからなくなった際には、”問題”から取り組むべき”課題”を整理する考え方が有効活用できそうです。

 

参考文献
https://president.jp/articles/-/43216
https://toyokeizai.net/articles/-/474094
https://news.mynavi.jp/article/20180326-596685/