SQL Workbench/Jは、フリーのSQLクライアントです。地味なやつですが抽出、集計に愛用してるので紹介します。
SQL Workbench/Jの特徴
うれしい点
- 動作が軽い(エディタ感覚で使える)
- インストーラー不要で使える(別環境へのコピーが簡単)
微妙な点
- 情報が少ない
- 名前が検索しにくい(MySQL Workbenchという別のやつが出てくる)
SQL Workbench/JはRedshift 専用ではない
SQL Workbench/J を使用してクラスターに接続する – Amazon Redshift
で接続例が紹介されているため、Redshiftの操作に利用している人が多いと思いますが、「DBMSに依存しない無料クロスプラットフォームSQLクエリツール」と記載されている通り、他のデータベース環境(DBMS)にも接続可能です。
ここでは、SQL Workbench/Jのインストールから、PostgreSQLに接続するまでの例を紹介します。
SQL Workbench/Jのインストール
環境
- Windows 10 64bit
- SQL Workbench/J Build127
インストール
インストーラはありません。ダウンロードしたzipファイルを展開するだけで実行可能です。
「Generic package for all systems including all optional libraries」をダウンロードし、展開します。
実行
zipファイル展開先フォルダのSQLWorkbench64.exeを実行します。
Java(8以上)をインストールしていない場合や、インストール先を変更している場合は、Javaのインストールまたは、インストール先を指定する問い合わせが出ます。(Build126から)
- Select Java Home→jreが含まれるフォルダを指定します。
- Download JRE→Javaが自動的にダウンロードされます。
Javaインストール先の手動設定
SQLWorkbench64.exeと同じフォルダにあるSQLWorkbench.cfgに、次の行を記載します。
[Workbench]
javaHome=<「bin」の1階層上のパス>
(例1)
javaHome=C:\Program Files\Java\jre1.8.0_271(例2)
javaHome=C:\Program Files\AdoptOpenJDK\jdk-11.0.9.101-hotspot
PostgreSQLへの接続
SQL Workbench/J を使用してPostgreSQLに接続する
TREASURE DATA(Presto)への接続
SQL Workbench/J を使用してTREASURE DATA(Presto)に接続する