仕事以外に皆さんも色々と興味あることが多いと思いますが、私は2012年に開催されたジャクソン・ポロック展に行って以来、人やAIが生み出す抽象画とよばれる写実的でないアートや物体がある軌道や法則性を持った上で生成される、ないし無軌道に動くことにより生成されるアートに非常に興味があります。
ナンノコッチャですよねw
まあ例えば以下のような話です。
昨今AIが「絵」ををかけるようになったと話題ではありますが、人間も負けずとまあ面白いこと色々生み出しているんですがそっちはちっとも話題になってないなぁと思いつつ、、、この話長くなるのでまたの機会に書くとするとして今日はふと思ったことだけ。
ジャクソン・ポロックの話
さて皆さんジャクソン・ポロックは知っているんでしたっけ?言わずとしれた「アクション・ペインティング」の手法で作品を生み出す人で、こんな感じです。
一見誰でもやれそうにみえるので実際に同様に描いてみるのが良いでしょう。実践してみた人はしていない人より何倍も人間レベルが上がるので是非、経験値を積めばレベルは上がる、ゲームと同じですね。おそらくジャクソン・ポロックと比べてみるとなんか違う全然いけてない感じになるはずです。
この「作成工程」には以下のようなポイントがあります。
- ペンキをまくことでどうなるかをガッチリ把握して描いている
- 常にバランスを考え、どう線や色を重ねるかを非常に考えてる
- ここでやめるべきか進むべきかを常に考えてる
おそらくあなたが同様に描く際には「手法だけ真似して適当に描いてる」はずです。
私がそうだったように。それではジャクソン・ポロックみたいな価値は生まれないし比較すらできるはずありません。
ピカソの話
ピカソが頼まれて30秒でサイン描いたあとの逸話です。
ピカソ 「このサインの値段は100万ドルです」
相手 「100万ドル!?30秒でサラッと書いただけなのに?」
ピカソ 「良い絵を30秒でかけるのに30年かかりました」
深い、深すぎる、、、
で、思ったこと
アートのある一面として「理解がしにくい/一見誰でも描けそうに見えるアート」っていうのがあって「だけど作る人はめっちゃ考えて作っていたり、そこに到達するまで/形になるまでにかなりの時間がかかっている」というぱっと見ではわからない裏の努力や苦労があり、だから社会から評価されたり価値がついたりする一方、理解されなく軽視されることも多々あるという点が非常に興味深く面白いと思ってます。
これってなんか仕事に通じるものも感じませんか?
さて、そんな境地にプライベートでも陥りたい人は以下に行くと良いと思います。
「ABSTRACTION 抽象絵画の発生と展開」
アーティゾン美術館 2023年8月20日まで
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/557
「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」
国立新美術館 2023年8月21日まで
https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/cai/index.html
「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」
森美術館 2023年9月24日まで
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/classroom/