導入事例

情報収集を効率化する方法~後半~

社員のおすすめ

では、弊社のアナリティクス社員が実践している、効率的なおすすめの情報収集を紹介したいと思います。

 

RSSリーダーアプリの活用

技術ブログがいろいろありすぎて、情報を追いかけるのが大変……!

ありますよね?そういうこと。

そんな場合、RSSリーダーアプリが非常におすすめです。

RSSリーダーに技術ブログ等を登録しておくと、

  •  複数のリソースを一括して管理できる
  • 更新をまとめて通知してくれる

ので、非常に便利です。

複数のブログをブックマークして定期巡回しなくても、 常に一か所だけを覗きに行けばよいのですから!

代表的なものとしてfeedlyというアプリを紹介します。

これにお気に入りのブログやarXivなどを登録しておいて、 毎日出社後や昼休みなどに新着情報をチェックしています。

読んだ記事をカテゴリ別にブックマークしたり、 読む時間がなければ「後で読む」フラグも付けられるので、 後からゆっくり読み直すこともできる点もポイントです。

同様のRSSリーダーはfeedlyのほかにもいくつかありますが, 実際に試してみて使いやすいものを選んでみてください。

 

おすすめの技術記事・ブログ

では、前述のfeedlyにどういう情報源を登録しているかですが、 海外のブログメディアや企業・個人の技術ブログなど様々です。

特におすすめなものをいくつか挙げてみたいと思います。

 

Towards Data Science in Medium

最もおすすめしたいのが、Mediumというブログプラットフォームの、Towards Data Scienceというセクションです。

Pythonやデータ分析のTips、最新のライブラリ・分析基盤の話から業界事情まで、 幅広い話題の記事が数多く集まっています。

内容と質の面でも、入門向けの噛み砕いた解説やチュートリアルから、中・上級者向けの専門的な解説まで様々です。

海外の有名企業在籍エンジニアが執筆した記事も多くあり,日本語で書かれた記事と比べると、

  •  情報の鮮度が比較的高い
  •  少し高度なトピックでも丁寧に書かれている

などといった差があり、非常に有用です。

基本的に月$5の有料制で、無料枠は閲覧可能な記事数に制限がありますが、 500円くらいであれば課金する価値は十二分にあるでしょう。

 

企業の技術ブログ

日本語の記事でも,国内のIT企業のブログは業界の最新技術情勢を知るうえでとても役に立ちます。

例えば以下のような会社の技術ブログは、社員が積極的に記事を執筆していておすすめです。

 

Mercari
クックパッド
エムスリー

他にも、SansanGunosyなどもおススメです。

ぜひ、前述のTowards Data Scienceとともにfeedlyに登録してみてください。

 

その他の情報源

ブログ以外ですと、以下からもよく情報を得ています。

arXiv

最新の論文を探すときはarXivは有名ですよね。

arXivも前述のRSSフィードリーダーに登録できるので、 自分の場合統計や機械学習系のチャネルを、 arXiv専用カテゴリにまとめてチェックしています。

 

Twitter

思いのほか馬鹿にならない情報ソースがTwitterです。

IT系の人はTwitter利用者が多いので、そういった人たちをフォローしておくと耳寄りな情報が入ってくることも多々あります。

 

GitHub

Python等のライブラリを使っていて,公式ドキュメントを見てもどうしてもわからないことがあれば,GitHubで実装を確認することもあります。それが何よりも確実です。そうでなくても,不特定多数の人が使用し更新するOSSのコードは,読んでいて非常に勉強になります。個人的にはscikit-learnが大好きなので,よくコードを辿っています。

汎用なライブラリをどう実装するかを考える上で,参考になるのでオススメです。

また,レポジトリページ右上の方にあるwatchボタンを押しておくと、バージョンアップなどの更新通知がメールで飛んできます。

気に入ったライブラリはぜひ登録してみましょう。

 

勉強会

connpass、Doorkeeper、TECH PLAYなど、IT系の勉強会を募集するサイトを覗いてみましょう。

企業主催の規模の大きなものから、少人数向けの輪読会など、さまざまあります。

時間を作って積極的に参加してみましょう。*1

 

メールマガジン

こちらのPython Weeklyの購読はおすすめです。

毎週木曜日,いい感じのチュートリアルや、注目のGitHubレポジトリ情報が送られてきます。

 

以上、社員が実践している効率的な情報集めの方法を紹介しました。もし皆様の参考になるものがありましたら幸いです。

 

*1:新型コロナウイルスの影響で現在、中止・延期となっている場合があります。