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「どうすればいい?」から「こうするけどどう?」へ

子供の「なぜ」には逆質問で

子供がいる方々/接している方々のあるあるとして、子供から「なんで〇〇って△△△なの」などと聞かれる場合が多々あります。その際の聞かれた人の反応ですが、忙しかったりするとイラッとしたり、わからないとバツが悪かったりでなんともな状態になりがちです。

で、その際のTIPSの1つとして「なんでだと思う」という逆質問で切り返すというのがあります。逆質問することにより子供自ら答えを探しに行くということを知るであったり、想像力を働かせて自分で考えるなど色々良い点があります。

「どうすればいい?」は解決を相手に投げること

といった話を踏まえつつ本題、ビジネスにおいても同様に以下のようなシーンがありますよね。

先輩「〇〇さん、▲▲の件やっといて」
自分「、、、どうすればいいのでしょうか?」
先輩「そんなの自分で考えろ!!」

まあ大体は先輩(上司)のインプット不足が問題なのですが、漫画や小説、またおそらく実社会においてもぶん投げられた主人公は、自身で方法を考え、見つけ、それをもとに行動して上司の上司から褒められるってよくあるあれです。

ここでの「そんなの自分で考えろ!!」は冒頭の話同様「忙しいのに俺に考えろって言ってんのか」でイラッとしてるのか「俺がわからないこと聞くなよ、わからないから調べてくれ(やってくれと無茶振りしてる)って話だ」とかなのかと思います。今までそんなシーンにであわなかったのなら「当たりな(良い人材が集まる)労働環境」だったのでしょう。

こんな言葉もあります。

行動に問題があるとしても、その背後にある動機/目的は必ずや「善」である

~アドラー~

ちょっと引用どころが違うかもしれませんが、先輩/上司/同僚の能力不足はどうしようもありません、スルーして次行きましょ。

「こうすうるけどどう?」に切り替える

さて、よくビジネス書などで「できるやつの特徴」としてあげられる「主体性」ですが、まさにここです。「経営者目線で」とか言うのもこの文脈ですね。

自身がゴールにたどり着くためにどうしたらいいかを考え、聞いたところで答え持っていなさそうな人はすっ飛ばし、「まずは自分で考えて解釈する→そして成功すると思われる答えを自分で出す」で「それを評価してもらう(=こうするけどどうか?)」ここで初めて『聞けるスタートライン』に立つ感じかと思います。

内容/本質を理解していないまま「質問」から入っていないでしょうか?

方法論は色々あるので、もちろん全容はわかっているのであれば「やるポイントだけ絞って確認する」とするなど必要だと思いつつ、色々端折っていますがどうでしょうか?
また重要な点としてもう一つ、なんとなく同僚以外にも「お客様などとのコミュニケーション」で発生していないでしょうか?担当をチェンジされた、継続率が低いなどはもしかするとこれが原因の1つかもしれません。

ちょっと頭の片隅にでも置いておきたい思考法です。

hiroyoshi usui
ディレクター、Keep it simple, stupid.