雑談

[ニュース深堀記事] ガソリン価格のおかしな点について

 最近、コロナ渦に置ける石油の需給バランスによって、ガソリン代の高騰しており、それに対して、政府がガソリン補助金という手を打っています。しかし調べて見ると、需給バランス以前に、ガソリン代が高いのには他の理由があり、その理由に伴っておかしな点がありました。

※集められた情報から記載しているため、必ずしも正しい見解でない点、ご了承ください。

 

本記事の結論としては。

”ガソリン税の設定税率が高い”ことがガソリン代が高い一つの理由になります。そして税率が高い上に、”使い道が本来と異なっている”ことがおかしな点です。

 

 順に説明していきます。

[ガソリン代の二重課税について]

まず、ガソリン代は二重課税になっています。

 二重課税とは、2つ以上の税が課せられてる状態のことです。ガソリン税というものが、石油の供給会社に課せられており、そのあとの小売価格に消費税が課せられています。

そしてそのガソリン税の税率がかなり高く、それによってガソリン代のおよそ半分が税金になっています。ただ二重課税については、他にも事例があるので、ガソリン代だけに文句をいうのは見解違いかと思われます。

 

[ガソリン税の使い道について]

 しかしおかしな点は、そのガソリン税の使い道についてです。

 小売価格の半分が税金になるくらい税率が高く設定されてるのにも関わらず、使い道が本来とは異なっております。

 ガソリン税とは本来、道路整備のために作られた制度で、道路整備以外には使ってはいけないことが法律で決められていました。

 始まったのが1950年代とのことなので、戦後のインフラ整備の為に徴収されたと思われます。しかも当時、自動車は一部の富裕層しか持っていなかったはずなので、道路を作るための費用を、道路を使う(自動車に乗る)富裕層から徴収することは、理にかなっていると感じます。

 ただそこから経済成長して、現在は一般国民もクルマを持っており、大規模な道路工事なども頻繁には起こりません。なので、徴収対象が増え、使い道も多くないのであれば、高く設定されていた税率を下げて良いと思います。

 しかし2010年ごろ、政府は税率はそのままにガソリン税を道路整備以外のことに使って良い法律を作りました。そして、大多数の国民は気づかず(TVなどで報道はしない)、間接的に徴収されています。ここがおかしな点です。

 

[エンディング]

 今回の調べを通して、徴収の仕組みに文句が出ないような工夫が、世の中にはたくさんあるんだろうなと感じています。日本人は、税金に無頓着と他国には思われているとも言われています。

 例えば日本では、給料から税金が前もって引かれた状況で、手取りをもらいます。ですが欧米諸国では給料を全額もらった上で、個々人が自分で税金を納めに行くようです。

このような仕組みの違いによって、国民の税金への関心度合いも変わってくるんだろうと思いました。