雑談

ITエンジニアはイケイケ!?

一昔前、筆者が子供の頃、”お金持ちの職業”と言えば「パイロット」「医者」「弁護士」みたいなところでした。人生ゲームでもこれらの職業が花型だったと思います。

時が経ち、職業を巡るイメージも変わりました。そして筆者が子供の頃には無かった(少なくとも一般的では無かった)職業があります。そう、キャバクラ嬢、ではなくITエンジニアです。

エンジニアは今の時代には欠かせない職業となりました。日本では悲しいかな「IT土方」なんて言葉も囁かれたりしますが、エンジニア天国(?)のアメリカからちょっと面白いエンジニアの意識調査に関するニュースが届きました。

ITオートメーション事業を手がける米CHEF社が1000人の開発者に行った意識調査の結果が、アメリカのエンジニアすげー!と驚きを禁じ得ないイケイケ具合を発揮しております。

・69%が、彼らの職業は不況に強い(recession-proof)と回答。
・95%が、自分が社内で最も価値のある従業員の一人だと回答。
・56%が、いつか自分は大金持ち(millionaire)になると信じていると回答。

ある意味サンプリングが偏っているのだとは思いますが、ここまで言えるエンジニアというのは日本には中々いないのではないでしょうか。やはりアメリカン・ドリームな国は違いますね〜。

あまりにイケイケなのでちょいと意地悪なツッコミをすると、前述の「95%が、自分が社内で最も価値のある従業員の一人だと回答。」には続きがあり、45%は「自分の価値をわかっているのは従業員の半数以下」と回答、さらに25%は「自分の役割を理解しているのは従業員の1/4以下」と回答したそうです。自分は価値のある従業員だが周りがそれを理解していない、という風にもとれますね。ん?何だかこういう切ない人ってどの会社にもいるような気が・・(笑

でもこれだけ夢とプライドを持って働けるというのは、それだけでも素晴らしい事ですね。

またこの調査結果では、エンジニアの企業における役割そのものが変わってきている点にも言及しています。

以前はエンジニアといえば裏方で、静かにプログラミングをしているイメージがあり、セールス部門の重役や事業開発と言ったグループの人々が企業を動かしていた。しかしその関係が近年逆転した。多数のベンチャーキャピタルがエンジニアたちによって起業され、彼ら自身が経営している。

今回の調査を実施したCHEF社のCEOであるバリー・クリス氏が調査結果を受けてこんなコメントを残しているそうです。

「僕は、80年代にプールの清掃員として働いていて、アップルに入社するため退職したとき、職場のみんなは本当に心配そうな目で僕を見た。プールの清掃員たちが、だ。

社会におけるエンジニアの位置づけが大きく変化したことの証ですね。

日本でも、東大を出た学生の就職先が昔と変わってきている、というニュースがありました。変化の早い時代ですから、10年後には今の自分の職業自体が無くなっているなんて事もあるかもしれません。

宝くじで一発逆転を狙いつつ、こちらからは以上です。