日々健康的に生活し、仕事で自分の力を発揮するためには、適当な栄養管理が欠かせません。五大栄養素をさらに深堀りして理解したと思い、色々調べてみました。
人が生きていく上で必要な栄養素は約40種類あるとされていますが、これを大きく分けると五大栄養素の「タンパク質」「脂質」「糖質(炭水化物)」「ビタミン」「ミネラル」の5種類になります。
タンパク質
- 概要
- アミノ酸の集合体。体内に吸収されるときアミノ酸に分解されます。
- アミノ酸は、自然界には約500種類も存在するとされていますが、タンパク質の材料となるアミノ酸は20種類ぐらいです。
- アミノ酸は、必須アミノ酸と非必須アミノ酸の2つがあります。
- 必須アミノ酸は体内で合成できないアミノ酸で、必須アミノ酸は体内で合成が可能なアミノ酸。つまり必須アミノ酸は、食事から摂取しなければなりません。
- 働き
- 筋肉の元になるだけでなく、多くの酵素、血液に含まれるヘモグロビン、お肌のコラーゲン、髪の毛や爪の成分であるケラチン、そして臓器などこれらに共通するのが全てタンパク質であります。
- 体重の1/5を占めているエネルギー源であり、身体から骨・脂肪・水分を除くと、ほとんどタンパク質しか残りません。
- 主な食品
- 卵類、魚介類、肉類、乳製品
炭水化物
- 概要
- 炭水化物は”糖質”と”食物繊維”に分類されます。
- 糖質:消化吸収されてエネルギー源になります。
- 食物繊維:消化吸収されずエネルギー源になりません。
- 糖質
- 体内では主に血液中にブドウ糖の形で存在しています。
- 糖質は、3種類に分類されます。
- 単糖類(ブドウ糖・果糖など)
- エネルギー源であり、糖類の中で最も甘く果物やはちみつの甘味成分。
- 二糖類(乳糖・ショ糖・麦芽糖など)
- 単糖が2つ結合したもので一般的には砂糖のこと。
- 多糖類(グリコーゲン・デンプンなど)
- 単糖が3つ以上結合したもので、お米・小麦粉・とうもろこしに多く含まれている。
- 単糖類(ブドウ糖・果糖など)
- 働き
- 最も重要な役割は、エネルギー源としての機能であります。
- 脳はブドウ糖が唯一のエネルギー源であり、、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が下がると集中力が欠けます。
- 主な食品
- 砂糖、果実類、穀類(米、小麦など)
- 食物繊維
- 食物繊維は、2種類に分類されます。
- 不溶性食物繊維:水に溶けない食物繊維
- 水溶性食物繊維:水に溶ける食物繊維
- 不溶性と水溶性のバランスは2:1が良いと言われています。
- 働き
- ほとんど吸収されず、余分な栄養の排泄などに役立ちます。
- コレステロール値を低下させ、糖質の急な吸収を抑える効果があります。
- 主な食品
- キノコ類、藻類(ひじき、わかめなど)
- 食物繊維は、2種類に分類されます。
- 炭水化物は”糖質”と”食物繊維”に分類されます。
#2に続く。