ちまたではノーコード、ローコード開発がものすごい勢いで進んできている感じがしますが、
チャットボットにおいてもいいサービスがあったので紹介します。
内容としては
「PDF、テキスト、URL」で読み込ませたデータを元に
GTPベースのチャットボットを作ってくれる
ということなんですが、触ってみたところ精度も高く、シナリオ型のチャットボットをチューニングするなどは旧世代に追いやられる出来のようです。
もちろんAPIあり(ただし有料プラン)!
準備
内容に沿ってデータを入れるとチャットボットができるので準備なんて読み込ませるものくらいしかありません。
あるとしたら以下です。
- データ容量に注意 ※無料プランは400K 文字 (~5MB)の縛りがあるため
- URLはページ数縛りがあるのでテキストにする
- 日本語可能ですがちょっと設定をいじる必要あり
今回は弊社サービス規約をテキストにして読み込ませてみました。
規約はどのサービスにもありますがいちいち読み込むのめんどくさいですよね…
せっかくなのでデータを入れて聞いてみましょ!
内容
つくってみました。デフォルトは英語です…

英語で返答されていますが内容自体はあってそうです…
日本語訳「本文によれば、本規約に関して当社と会員との間で紛争が生じた場合、当社の本店所在地を管轄する裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。」
なんか方法ないかなぁと思いつつ設定できる項目も少ないのでちょっといじってみたらできました。右メニューからエディットページに入り、Initial Messageを日本語でいれる。
これだけです。
上記変更するとこうなります。
デフォルトで発言する最初の挨拶でGTPが言語認識するんでしょうかね?
逆に最初に英語で回答しているのが驚愕なのですが…
さて、GTPが苦手な「絶対知らないこと=データにないこと」聞いてみました。
反応なしです。ある意味適当に回答するより優秀かも。
システム画面にはエラーでてました。
Error
No more messages left. Upgrade your plan to send more
ここらへん改善できるといいですね。
お金周りは…
2023/03時点では以下の3タイプが用意されているようです。
- 月10$払えば1,000,000文字のデータを読み込ませて1000メッセージ
- 月50$払えば2,000,000文字のデータを読み込ませて5000メッセージ
- 月200$払えば4,000,000文字のデータを読み込ませて25,000メッセージ
最後に
導入障壁としては2点。
先に述べたエラーハンドリングできない点と、アナリティクスの機能がない点です。もったいないですね。どんな質問が多いかなどの検知ができないと情報のアップデートのきっかけがない。
ただこのようにインスタントに作成してどんどん試せるのは非常に良い世の中になったと思います。また何か見つけたら紹介しようと思います。