高血糖と低血糖。言葉ではよく聞きますが、実際聞かれるとそれが何なのかよくわからない人は少なくないと思います。高血糖はCMとかでよく聞くし予防をといわれることも多いので危険そう。低血糖はその逆で低いからいいのか?など、答えようとするほど曖昧になってしまいます。
実は、血糖値は高くても低くてもいけません。
というわけで、今回は高血糖について、主観多めでお話していきます。
学術的な話ではなく、個人が体感できることだけに絞ったレポです。よろしくお願いいたします。
低血糖編はこちら

この記事は当事者個人の主観を多分に含んでいます。そして、同じ病気と一口に言っても症状の個人差が非常に激しいのも特徴の一つであり、一概にそうとは言えないのが現実です。
不安な人は記事を閉じて早く病院に行ってください。
高血糖
CMでよく話題に上がっている方のものです。
メタボリックシンドロームの診断基準では空腹時血糖110mg/dl以上を高血糖としています[2]。
糖尿病の診断には、また別の基準が用いられます。
引用元↓
高血糖になると、以下の症状が出ます。
・起きていられないほど異様な眠気
・倦怠感
・吐き気
・頻尿(1時間弱おき)
・常に喉が渇く
上で定められた数字とは別で、基本的にこのような自覚症状が出始めるのは体感280mg/mL以上の時です。(個人差があります)
大抵自覚症状が出るころはもう個人の手には負えないので、できるだけ速やかに病院に行きましょう。喉の渇きくらいなんぼのもんじゃと舐めていると、いつのまにか生活に支障が出るレベルで喉が渇きます。座っていられません。そうなってから病院に行くのは大変なので、早いほうが良いです。
眠気、でピンと来られた方もいるかと思いますが、悪い意味で大流行していた「ドカ食い気絶」は、まさに高血糖の症状を利用したものになります。暴飲暴食で体内のインスリン(血糖値を下げるホルモン)が追い付かないレベルの大量の糖を摂取することにより強制的に高血糖になっているわけです。
病院に行ってくださいね、それ高血糖の症状なので……
高血糖の原因
分かりやすく想定されるのは以下の通りです
・炭水化物の食べ過ぎ
・食事を抜く
・運動不足
・ストレス
・ホルモンバランスの関係
前者は先ほどのドカ食い気絶にあたるものです。後者は意外に思われるかもしれませんが、こちらは小食でも関係なく大変危険な食べ方になります。というのも、食事をとらないと空腹の時間が広がり、次の食事のタイミングで空腹の反動から一気に血糖値が跳ね上がってしまうわけです。体感二倍くらい上昇します。
地味に厄介なのがストレス。具体的には定期テスト前や、仕事でのプレゼンなど、もうありとあらゆる要因で発生します。ためすぎないように気をつけましょう。
ちなみに、まったく暴飲暴食していなくても高血糖になる病気もあります。こちらは現在は、特に生活習慣など関係なく発生するとされているものといわれています。残念ながら健康的な生活をしていても関係なく起こります。健康診断をきちんと受けつつ、気になることがあれば受診をしましょう。
高血糖になったときの対処
血糖を下げるには以下の方法があります。
・運動をする
・間食を減らす
・インスリンを打つ
運動量にもよりますが運動をすると、ある程度の糖を消費し血糖値を落とすことができます。だいたい運動した直後ではなく、1時間~後に落ちてきます。
間食(嗜好品)を頻繁に食べると常に上がってしまいます。食事間隔があくだけでも時間経過で下がってくる場合があるので試してみてください。
最後の項目の、インスリンとは血糖値を下げるホルモンです。普通の人であれば何もしなくても十分に出ますが、時に出づらい人や、出なくなってしまう人がいます。これに関しては自力では不可能なので、病院に行ってください。
高血糖の予防
というわけで、対策はその原因の真逆を行うことで解決します。
・炭水化物量に気をつけて食べる
・ご飯は決まったタイミングで食べる
ここで、高血糖においては「炭水化物(糖質)」であるのがポイントです。断じてカロリーではありません。わかりやすい例でいうと、焼き肉は高カロリーですがタンパク質なので、実は炭水化物量は想像よりも低いです。
既製品であれば、必ず「炭水化物」の欄を見ましょう。
この辺りの話も後日できたらしようかと思います。