数年前流行っていたドカ食い気絶というものをご存じでしょうか。あれは、血糖値スパイクによって引き起こされるものです。今回は、そんなドカ食い気絶ブームの流れで知られつつある血糖値スパイクについてお話しします。
血糖値スパイク
血糖値スパイクとは血糖値の乱高下のことを指します。具体的にはこんな感じです。

なんですかこれ?難攻不落の山ですか?
どう見ても体に悪そうなグラフということがおわかりいただけるだろうか……
通常の血糖値は大体70-110mg/dLのあたりを緩やかにさまようことが多いのですが、こちらは完全に常軌を逸してます。下は50、上は300以上。体に悪そうを通り越して、明らかに体に悪いことが直感的に理解できるかと思います。
ここまで上下激しくなってしまうと個人の手に負える範疇ではありません。この記事を今すぐ閉じて早く糖尿病内科に行ってください。
血糖値スパイクは何が起こる?
血糖値スパイクは高血糖、低血糖の症状に加えて、血管が傷ついてしまいます。それにより、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中になる危険性が増します。
血糖値の急激な上下は単純な高血糖、低血糖になること以上に危険なことといわれている理由はこれです。
関連記事
高血糖

高血糖とは?何が起こる?高血糖と低血糖。言葉ではよく聞きますが、実際聞かれるとそれが何なのかよくわからない人は少なくないと思います。高血糖はCMとかでよく聞くし...
低血糖

低血糖とは?何が起こる?高血糖と低血糖。言葉ではよく聞きますが、実際聞かれるとそれが何なのかよくわからない人は少なくないと思います。高血糖はCMとかでよく聞くし...
対策
基本的には高血糖、低血糖の対策とあまり変わりません。
・適度な食事
・適度なタイミングの食事
・ほどほどに運動をする(急に激しいことをしない)
皆さんも健康には気を付けていきましょう。