gifアニメとは、簡単に言うと動く画像のことです。画像なので、動画と違って音声は入れられませんが、画像と同じ扱いで扱うことができる場合が多く、特にループ映像を作る場合には向いている形式です。
そんな特性から、web内にて画像と同じ要領で、一部のアニメーションや写真をスライドショーのように演出するときに使うこともあります。

ただし、GIF画像は表現できる色数が256色のため、色数の多い画像は色味が汚くなってしまうことがあります。写真は必然的に色が多いので、ものによってはノイズが乗ったような状態になります。

こちらはPremiere Proで出力したGIFアニメです。肌の部分にドットが乗っています。
これを解決する方法として一つ紹介させていただきます。
Premiere Proで出力からのPhotoshopで出力
タイトルの通りです。Premiere Proで映像として出力したものを、Photoshopに取り込んでGIF出力します。
GIFは画像、であれば、画像関係に強いのはPhotoshopなので得意分野に合わせて併用すると言ったところです。
用意するもの
・任意の映像編集ソフト。今回はAdobe Premiere Pro(以下、Premiere)
・Adobe Photoshop
1:Premiereで映像を作ってMP4出力
映像をPremiereで作り、MP4形式で出力します。作ったMP4はPhotoshopへと取り込ませます。
2:MP4をPhotoshopに取り込む
Photoshopを起動し、「ウィンドウ」タブにて「タイムライン」を追加してください。その後、タイムラインにMP4を放り込みます。
3:GIFアニメで出力する設定
「ファイル」の「書き出し」から、「web用に保存(従来)」を見つけて押します。右上の出力形式をGIFにします。
GIFを選択すると基本このようになっていることかと思います。どうしても色がおかしければ、カラーテーブルと呼ばれる欄から色を調整して合わせるのも手ですが、大体このままで問題はないと思います。念のため問題ないかどうかはプレビューをして確認しましょう。

ただし、画像扱いとはいえ何コマもある映像なので、プレビューが出るまでは時間がかかります。しばらく待ちましょう。
4:出力
確認して問題がなければ、右下の保存から出力をしましょう。これにて完了です。

ドットが乗っていません!上手にできました。
この方法はPremiereで出力したものをPhotoshopでGIF出力するので二度手間にはなりますが、PremiereのGIF出力で色が気に食わない時はこのやり方の方が綺麗にできて確実です。
どうにもならない時は、このように併用してみるのも手です。お試しあれ。