データサイエンス

東京都知事選挙を数字で振り返る(まとめ)

2月9日に行われた東京都知事選挙、選挙前から選挙後にかけて様々なデータが飛び交いました。

ただの数字だけでは、人の脳は中々その傾向や特徴を掴む事ができませんが、それらを視覚的に分かりやすくいくつかまとめました。
また、分かりやすくまとめたものをいくつか掲載いたしました。

■市区町村別投票率
東京都が公表している市区町村別データがあり、そちらを参考にしました。
(平成26年 東京都知事選挙 投票結果)

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※この地図の作製は「地図ぬりぬり」というサービスを利用したのですが、離島などは残念ながら表示されないようです。。

この図を見てみると、投票率が比較的高いエリアは中央に多いようです。

■市区町村別×候補者別投票シェア
参考データはこちらを利用させていただきました。
>東京都知事選市区町村別得票データ (暫定) – 2014年2月

各市区町村別に投票数上位6名の方の投票数シェアをグラフにしたものです。

投票率

舛添さんが各エリアでまんべんなく高いシェアを取っているのが分かります。
また、特に島部にて高いシェアがあったのも伺えます。

■23区のヤンキー度と反原発度 – 都知事選結果より

これは斬新な切り口!

・23区のヤンキー度と反原発度 – 都知事選結果より
giant

この投稿からいくつか面白い分析結果も(笑)

ヤンキー度の定義とか、回帰線を引く意味は、とか言ってはいけません。

こういった切り口自体がとても面白い。

■宇都宮氏と細川氏が食い合い? 田母神氏が強い地域は…… 地図でみる都知事選
ハフィントンポストより

冒頭の地域別の集計は全体を母数として投票率をマッピングしましたが、こちらは候補者別×地域別の投票率。
非常にくっきりと特性が出ていますね。

・舛添
masuzoe

・宇都宮
ustunomiya

・細川
hosokawa

・田母神
tabogami

・家入
ieiri

こういったデータを見てみると、都心部に強い・弱い等非常によく傾向が出ていると思います。

違った形で同じような結果を別の見せ方で分かりやすく視覚化したものもあります。

ちきりんの日記:都知事選 地域別 得票率

chikirin

今回の選挙における地域特性の差について、一番しっくりとくる解説をしてくださってもいました。

他には、家入かずま候補が自分のFacebookで投稿されていたこちらのグラフも非常に示唆にとんでいます。

若い人は投票に行かない、候補者からすると投票率の高い高齢者層を意識する、などの論調はよく聞きますが、東京においては若い人達のボリュームが非常に多く、かつ投票率ではなく投票数で見てみるとかなりのボリュームを持っている事も分かります。

以上、今回の都知事選を数字と視覚的に分かりやすくまとめられているものを掲載いたしました。

また随時更新して行きます。