働き方

依頼する時、依頼を引き受けるときに意識すべきこと

導入

以下、五つのポイントを意識して依頼をする・引き受けるようになると、順調に進みやすいのではないかと思います。

  • 背景(なぜその作業が必要になったか)
  • 目的(この作業によって何を達成したいか)
  • 具体的なアクション(何をどのような順番で行い、何が出力されればいいか)
  • 後続タスク(重要度、緊急度を考えるために、ほしいです)
  • 期限、かけてよい工数

背景(なぜその作業が必要になったか)

まず、背景です。
背景は、そもそもなぜその作業が必要なのか、どういう経緯でその作業が自分に飛んできたのかを把握するステップになります。
背景がわからなくても仕事をこなすことは可能です。
ただ、背景が分かっていないと、言われた通りに仕事をしても、思っていたものと違うといわれたりします。
また、依頼する側もそれを避けるために一から十まで細かく指示しなければいけなくなるため大変です。
背景を押さえておくことによって、+αの仕事ができるようになったりします。
やらされてる感が減るので、やる気が出る場合も多いです。
重要なポイントとして、背景は自分の言葉で語れる必要があります。
人から背景を説明されて、理解した気になっている場合は、まだ主体的に動けないことが多いように思います。
誰かに背景を説明してみる、その際に不明点があったらつぶすなどの作業をするといいかもしれません。

目的(この作業によって何を達成したいか)

次に目的です。
目的は言い換えると、この作業のゴールになります。
何を達成すれば作業完了かを、具体的に言語化するステップになります。
目的を明らかにすることで、この後に出てくる具体的なアクションで、押さえるべきポイント、見落としてはならない視点などが考慮できるように思います。

具体的なアクション(何をどのような順番で行い、何が出力されればいいか)

次に具体的なアクションです。
目的が明らかになった後だと、最終的なアウトプットがおぼろげに見えてきます。
その後、最終的なアウトプットに必要な作業の項目が考えられるようになるかと思います。
その際、不必要な作業や、検算などの確認すべきポイントが、背景と目的が分かっていると、より正確に、依頼主と同じ視点で考えられるようになるかと思います。
依頼主と同じ視点に立つことができれば、やり直しになる可能性が減ります。

後続タスク(重要度、緊急度を考えるために、ほしいです)

次に後続タスクです。
自分に依頼された作業のアウトプットを使って、依頼主が何をするのかを考えます。
これはこの後に出てくる、期限やかけてよい工数を考えるうえで重要になります。
自分が他の作業を請け負っていない場合は、さっさと依頼を片付ければよいです。
ですが、いくつかの作業を依頼されている場合に、どれをどの順番でいつまでにやればよいかをはっきりさせておくことで、各作業に優先順位を設定できます。
特に、多くの人が関わるような作業の場合、自分の作業の遅延によって、後続タスクに影響が大きい場合は、緊急度が高い依頼となります。

期限、かけてよい工数

最後に期限とかけてよい工数についてです。
期限については、後続タスクが具体的にわかっていると、なんとなく決まってくるように思います。
かけてよい工数について意識することは、依頼主の、その依頼に対する温度感を測るために必要だと思ってます。
背景や目的が明らかな場合は、どのくらいの工数をかけるべきなのかはなんとなくわかってきそうな気もします。
仕事は、すべてを完璧にこなせることが理想ですが、時間の制約がある以上優先順位を付けなければなりません。
かけてよい工数を確認すると、各作業に対して優先順位がつけられるようになるかと思います。
Y.K
関心のあるトピック:強化学習、逆強化学習、AWS、Tableau Server