事業の構築、運営に必要な要素は、以下の4つに分類できます。
これらのうち1つ(あるいは複数)を根本から刷新することで、新しい仕組みが生まれてきます。
ヒト:新たな企業や業界、人を巻き込む
モノ:物の本質的な価値を再定義する
カネ:これまでお金にならなかった、新たなお金の流れをつくる
情報:新たなテクノロジーを使う
ただ、新しい仕組みを作っても、将来的に生き残れるビジネスモデルでないと、いづれ事業が終わってしまいます。では生き残るビジネスモデルであるために、重要なことは何でしょうか。
重要ワードは、以下の3点です。
創造性➡逆説の構造
社会性➡八方よし
経済性➡儲けの仕組み

1.創造性(逆説の構造)
①起点(事業領域)から定説(現状の当たり前のこと)をとらえる
②定説から逆説(異なる発想)を生み出す
※逆説は一つとは限らない
③逆説を起点と組み合わせる
↓
起点って普通、定説だよね
でも対象は逆で逆説なんだ

ポイント
- 逆説が非常識的であるほど、成り立たせることは高度な仕組みが必要で、成り立った時にはより価値がある
- 定説は移り変わっていく。なので時代の変化に合わせて何度も定説と逆説を繰り返し変化させていく必要がある
2.社会性(八方よし)
創造性や収益の仕組みが素晴らしくても、社会性が欠落していては、長続きはしない
ex)仕組みは画期的で収益が出ているが、環境汚染につながっているモデル
3.経済性(儲けの仕組み)
企業活動は、純資産と負債で集めた資金(B/S右側)を、資産(B/S左側)に変換することで、顧客に価値を提供し、結果的に利益を生む構造。つまりビジネスの根幹は資産への変換にある。
参考:ビジネス2.0図鑑