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サブスクリプションがブームとなった訳

「サブスクリプション」という言葉が浸透した現在ですが、改めてなぜブームとなったのか自分なりの意見をまとめてみました。

サブスクリプションとは?

定額料金を支払い利用するコンテンツやサービス。商品を「所有」ではなく、一定期間「利用」するビジネスモデルのこと。(引用:wikipedia)

消費者の価値観の変化

消費者の価値観が変化していることは、色々なところで耳にする話であるかと思います。モノを「買って持つこと」でサービスを受けることから、「持たずに共有すること」でサービスを受けることに考え方が変化しています。

ではなぜこのような変化が起きたのでしょうか。大きく2つの理由があると考えています。

(1)「買って持つこと」の価値が薄れた

(2)「持たずに共有すること」でサービス受けることができる環境が整った

(1)「買って持つこと」の価値が薄れた

「買って持つ」ことの価値が薄れた理由の一つ目は、良い品質のモノが世の中にあふれ、品質の高いモノを持つこと自体が、レアではなくなったことです。事業者の立場で考えると、モノの品質で他社と差別化がしづらくなったため(差別化できてもすぐ真似されてしまうため)、違う観点で強みを作っていく必要があります。
また、不景気の影響もあり、多くの消費者が将来に不安を持ち、お金をなるべく消費しないマインドを持っていることも「買って持つ」ことの価値を下げている要因だと思います。

(2)「持たずに共有すること」でサービス受けることができる環境が整った

(1)に対して、「持たずに共有すること」でサービス受けることができる環境が整ったことがポジティブな面として考えられます。インターネットが発達し、ネットを介して無形物のサービスを受けられるようになったことや、以前に比べ物流のインフラが発達し、小ロットで多頻度の配送ができるようになったことも要因でしょう。

上記の理由から、共有してサービスを提供するサブスクリプションがブームとなり、サービスが増えてきていると考えています。