雑談

人生リセット!31歳女性(14年5月号):前編

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■ 人生リセット!靴職人からイベント企画会社へ(30代 女性 単身世帯)
・概要:前編(2014年5月16日公開)
概要:後編(2014年5月17日公開)

レポート概要
Room No 0011
取材日 2014年2月
掲載号 2014年5月号
ページ数 A4換算28ページ
写真点数 24点
プロフィール概要
性別 女性
年齢 31歳
住所 東京都中野区
職業 イベント企画会社勤務
世帯 単身世帯

nigaoe_room_no11今回の訪問先は、変貌著しい中央線東中野駅前に住む31歳の女性会社員宅。会社はイベント企画製作会社だ。

2匹の猫と同居中。若いのにもかかわらず、すでに何回か人生を豪快にリセットして新たな道を歩んできている。

しかもそれぞれうまく進んできているから驚きだ。思い切りの良さが好結果を生むのだろうか?
しかし、普通ならそううまくいかないだろうと、飛び込まないのが普通のようなシチュエーションばかり。
よい子の皆さんはまねしないで下さい。

イベント会社_リビング

短大中退し、突然ロンドンで靴職人修行

最初のリセットは出身地福岡での短大1年の時。
高校の頃から絵が好きで、漠然と漫画家になりたいなあ、と思いつつ高校からエスカレーター式に系列の短大に進み、陶芸などを学んでいた。
陶芸の産地有田が近いので、陶芸家や仕事場も多かったようだ。
しかし今ひとつ陶芸には興味が持てずにいた。

実は短大に入る前、高校の頃に、靴職人としてロンドンで働いていた同級生の兄が、たまたま帰国しているときに話をしておもしろく感じていた。
当たり前だが「靴って造れるんだ」と実感した。
それ以来造形物としての靴に興味が湧き、好きになったイギリスの手縫いの靴を、がんばって10万円出して買ったりした。

イベント会社_寝室

短大に入ってもそちらの興味が高まり、短大にお金を出しているのがばからしくなった。
両親に「靴造りを勉強したいから短大中退させて」とお願いしたら、あっさり「いいよ」と返事をもらい、なんと「どうせ勉強するなら海外でしょ?」と両親にヨーロッパ行きを勧められる。
とは言っても、親は中退して不要になった1年分の学費をくれただけ。
それでも行けばなんとかなると、英語も話せず家も仕事場も学校も何も決めず、片道の航空券だけを持ってロンドンに飛んだ。

イベント会社_猫

このあたりの感覚が信じがたいのだが、向こうに行くとそんな日本人は結構多いという。

「来れば何とかなるよ」「行けばなんとかなるよ」。そんな人ばっかりだという。
あえて困難を造って、楽天的に目の前の状況をバリバリ解決していく前向きな人間でないと、海外で活躍などできないのかもしれない。
石橋を叩いて叩いて結局渡りません、という人が多い日本人が、世界で影が薄いのも仕方ないかもしれない。

 

■ 人生リセット!靴職人からイベント企画会社へ(30代 女性 単身世帯)
・概要:前編(2014年5月16日公開)
概要:後編(2014年5月17日公開)