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浅草コテージ風二世帯住宅(14年3月号):前編

■浅草裏のコテージ風二世帯住宅(2014年3月号)
・前編(2014年2月17日)
後編(2014年2月18日)

レポート概要
Room No 0007
取材日 2014年1月
プロフィール概要
性別 女性
年齢 30歳
住所 台東区浅草
職業 フリーランスライター
世帯 二世帯
room_no7_illust

今回お邪魔したのは、39歳の夫と結婚して5年になる30歳のライター。アウトドアや旅系の執筆が多い。編集の仕事もたまにやる。

お住まいはなんと、浅草裏の一戸建て二世帯住宅。1階に夫の父が住み、2階が夫婦の住宅だ。浅草の北部は都内では比較的交通の便が悪い地域で駅の密度が低い。今回のお宅は最寄り駅の浅草駅まで徒歩10分強ほど。

しかし夫が浅草出身で浅草に住みたい事情があり、夫の物件購入を機に結婚して住むことになった。

リビング_メイン

訪ねてみると、意外と周囲に一戸建ては多い。交通の便が悪いだけにオフィスなどは少なく、古くからの商店や住宅などが並ぶ中に新しいマンションが建ち始めている。

室内は浅草臭ゼロ。家の外を見なければ、八ヶ岳のコテージと言われてもわからない、というと大げさか。

夫はアウトドア系の会社でマーケティングをしている会社員。趣味もアウトドア系で、自転車のBMXは一時プロライダーだった。

リビング_バイク

二人とも仕事柄自動車はどうしても必要なので、自宅裏に駐車場を借りてマイカーを置いている。月25000円。買い物は駐車場があって、安くまとめ買いができる巨大なショッピングモールがある豊洲など大型スーパーに足を伸ばす事もある。浅草駅前のスーパーにも行くが車で行く。近所のコンビニとかはあまり使わない。土日も仕事の時はあるが、夫になるべく合わせるように調整し、前の家の近所の整体に行ったり、好みが似た夫と湘南などに出かけたりしている。というわけで休日も浅草近辺にはいない。それも部屋に浅草臭がない原因か?

リビング_ソファー

しかし「浅草臭」などというのも、外の人間の勝手な思い込みかもしれない。「浅草の住まいってどんなイメージですか」と逆に聞かれてしまった。
「まあ、ガラス戸の向こうで、おばあちゃんが畳の上のちゃぶ台を前にちょこんと座って、お茶すすってるみたいな・・・」
「あーそういう家ありますけどねえ」
おそらく地価や賃料が安いので、彼らのような若い夫婦でも一戸建てに手が出る地域なのだろう。意外と若い住人も多いかもしれない。

冷蔵庫

この家を買ったのは2008年。夫の実家は浅草で事業を営んでいたがうまくいかず、10年以上前に会社をたたんだ。その後義父は長年住み慣れた浅草を離れて暮らしていた。

■浅草裏のコテージ風二世帯住宅(2014年3月号)
・前編(2014年2月17日)
後編(2014年2月18日)