導入事例

それぞれの”多様な動機”で商品やサービスが検索できるサービス – 『会社、商品、店舗選びドットコム』というアイデア

今は何かと物価も上がっているし、この機会にさらに値上げしようと企むお店が多いはずです。値上げしてしまうお店の気持ちもすごくわかります。

が、それをぐっと我慢して価格据置をするお店はすごいなあと思います。

でも、たぶん、そういう「価格据置。増税分は当店が負担」ってお店、すごくたくさんあると思うんですね。

そういうお店を「リストアップ」してインターネット上で公開してくれないかなあって想像してみました。

同じ洗剤やトイレットペーパー、野菜やお米なら、価格据置のお店で買った方が安いし、何よりそのお店の心意気が嬉しいから、わざわざ遠出をしてもそこまで買いに行って「応援しよう」という気持ちになります。

僕はいつも声を大きくして言ってるのですが、この資本主義社会で「消費する」という行為はある意味「投票行為」です。

「この会社の理念は好きだなあ」とか「この商品は地味で今にもなくなりそうだけど、ずっとあってほしいなあ」とか感じたら、どうすれば良いのか。「ずっと買い続ければ良い」んです。

そして周りの人にも「あのお店、潰れてしまうと困るから、みんなで利用しよう」と伝えたら良いんです。

そう。「不買運動」と反対の発想です。

実際、僕の周りで「アナログレコードがなくなると自分の人生の喜びのほとんどがなくなってしまう」という理由で、誰かの新しいアルバムが発表されたとき、アナログレコードもプレスされたらそんなに好きなアーティストじゃなくても「必ず意識的にアナログレコードを買う」と決めている人がいます。

そういう人がこの世界に何千人もいれば、アナログレコードは世の中から消えてしまわないと思います。

で、また思いついたのですが、「会社、商品、店舗選びドットコム」というのはどうでしょうか?

例えば「育児休暇利用社員が多い会社」という項目をクリックすれば、そういう会社がたくさん並んでいるわけです。

もちろん人によって「こういう理念が好き」っていうのがあると思うんです。

例えば動物が大好きという人は「動物実験をしたものを使っていない」という理念。

あるいはお子さまが食べるということを気にして「すべてが国内生産」という食品会社。

地元を応援したいという気持ちや輸送費がかかっていないというのを考えて「地産地消」という考え方を選ぶ人もいそうです。

宗教的な考えなんかで「ベジタリアン向けのメニューのみのお店」というのを探している人もいます。

また「伝統工芸品を保存しようとしている会社」という考え方が好きな方もいるでしょう。

そういう項目をたくさん並べるわけです。

そして、例えば車を買うとします。

そのときに、いろんな項目を「チェック」出来るわけです。

「女性の役員が多い」、「風力発電の割合が大きい」、「文化に貢献する事業をしている」、「ボランティア活動をしている」、というものをその購入者がチェックして、照らしあわせて、その車を作っている会社を判断できるというわけです。

そして「いいね!」ボタンもつけます。

誰もが家をしょっちゅう買ったり、薬を買ったり出来るわけではありません。

住んでいる地方が違えば「そのお店を利用したいなあ」と感じても、そう簡単には利用できないでしょう。

でもこの「いいね!」ボタンを使えば、日本全国のいろんな人が日本中の会社や店舗を評価出来るわけです。

僕が「このお店最高!」と書くことによって、他県に住んでいる人はたぶんそんなにお店自体に行けるわけではないけど、「いいね!」は押せますよね。

そういう風にみんなが評価して、「いいね!」が多い5社、5店舗、5商品を毎年、「みんなが利用したいベスト5」という形で発表するというのはどうでしょうか。

たぶんその会社の株価なんかにもすごく影響するだろうし、何より「消費者に喜ばれる会社ってどういう会社だろう?」と経営者が考えるので、すごく良い効果が生まれそうです。

会社商品店舗選びドットコム、あればいいのにと思います。