雑談

目的意識があなたを長生きさせる(かも)

 

「病は気から」という言葉がありますが、皆さんは本当だと思いますか?それとも迷信みたいなものなんでしょうか?

病は気から、すなわち心とカラダがどのように影響しあっているのか – 調べてみると世界中の様々な科学者たちがこの問題について研究している事がわかります。実際の因果関係はわかりませんが、俯いて生きるよりも前向きに生きる方が健康的!という事に異論のある人はいないでしょう。

そんな心とカラダの関係について、興味深い研究結果が発表されました。
曰く、「目的意識を持った人はそうでない人よりも長生きする(かも)。」

それはどんな研究かと言うと・・・

1994年に始まったカールトン大学(カナダ)、ロチェスター医療センター(アメリカ)で行われた研究では、20歳から70歳の計6000人に対し、人生において強い目的意識を抱いたことがあるかを聞いた。それから14年後に、回答者の生存状況を確認した。

その結果、この約14年の間に回答者の569人が亡くなっていた。亡くなった人の多くは、リタイアした老人男性で、教育レベルが低い人たちだった。
亡くなった人の生前の回答内容を分析すると、人生においての目的意識や、他人との前向きな関係性についてスコアが低かった。

亡くなった人の中には若年〜中年の人も一定数おり、そしてこの目的意識に関する傾向は、これらすべての年齢層で当てはまっていたそうです。

この研究では寿命に影響するであろう他の様々な要因 – 例えば回答時の健康状態や、飲酒・喫煙の状況など – について一切考慮していないため、「目的意識が無いと早死する」とは言えません。しかしながら、目的意識を持って生きることが、少なくともマイナスに作用することは無い事は明白だと言えます。

筆者は出来るだけ長生きしたいと常々考えているので、この研究を前向きに捉えて、目的意識を持って日々の生活を送りたいと思います。