データサイエンス

GA4運用ノウハウ②  イベントとカスタムディメンションについて

自社サービスでGA4を運用してみている中でのメモになります。

導入している弊社サービスはこちらになります。

AI・データサイエンスが学べる学習サイト
https://www.picaca.jp/

イベントの種類

イベントで設定した仕様に合わせて、サイトのログがGA4に溜まっていきます。

BigQueryで扱う場合、設定したイベント名と値はカラム名:”event_params.key”と”event_params.value”にあたります。

BigQueryのプレビュー画面

GA4で計測できるイベントには次の3つの区分があります。利用目的に合わせてイベント取得の設定をしていく必要があります。基本的には、1.と2.の必要なイベントを設定することで、イベント取得は十分な場合がほとんどだと思います。

①自動的に収集されるイベント:計測タグの埋め込みのみで自動的に計測されるもの。例として下記のようなもの。

  • user_engagement:1秒以上ページを閲覧したユーザー数。離脱したタイミングでカウントされる。アクティブユーザー数を計測するための項目
  • first_visit:ユーザーの初めてのアクセス
  • Scroll:ページの最下部までスクロールした時
  • session_start:セッションの開始
  • Click:外部リンクのクリック

②推奨イベント:Google社が設定を推奨しているイベント。イベントの設定方法は、サイトの作りによって異なります。例として下記のようなもの。

  • login:ログイン
  • sign_up:会員登録
  • purchase:購入

③カスタムイベント:GA4利用者が独自に設定するイベント

 

 

 

 

 

 

 

管理<イベント から作成可能

 

カスタムディメンション

続いては、カスタムディメンションというものについてです。こちらは存在がわかりにくいので、簡単な説明を記載してみます。

意味としてはそのままで、利用者がカスタムして用意するディメンションになります。
カスタムディメンションはGA4のレポートor探索上で利用するもので、設定したディメンション名のデータを新しく取得するわけではありません。
ですのでイベント設定のように、BigQueryに新しいパラメータ名が増えるわけではありません。
現在集計できているデータを任意のディメンションで集計するよ!という意味合いになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理<カスタム定義 から作成可能

例として弊社サービスでは、会員IDをカラム名:user_id(デフォルトで用意されているカラム。何も設定しなければnullのみが入っている)に格納しており、そちらをGA4のレポートや探索でも見れるよう、ディメンション名:member_idというものを用意し、入れて表示しています。