Tableau Server Linux版のデータソースや出力先として、ローカルファイルを利用する場合の設定をまとめました。設定すべき項目が複数あるので、結構はまりポイントだと思います。(Tableau Server 2022.3.1時点)
ワークブック、フローともに必要
サービスアカウントの設定
Windows版の知識だと、サービスアカウントはTableauサービスマネージャーでWeb上から変更できる…Linux版はこのへん全然違います。デフォルトのインストールではサービス アカウント用のローカル ユーザーはtableauになります。
アイデンティティ ストア
native_api.unc_mountpoints
ワークブックやフローをWindows上のDesktopやPrep Builderで作成した場合、入出力のファイルパスはWindowsパスで記述されています。Serverにパブリッシュ後、ServerはLinuxパスでしかアクセスできないため、対応するパスを指定して読み替えさせる必要があります。
Tableau Server on Linux から Windows 共有ディレクトリに接続するときのエラー “Unable to connect to the data source” (データ ソースに接続できません)
フロー利用時に必要
maestro.input.allowed_paths
maestro.output.allowed_paths
フローの入力/出力でファイルに接続する場合、アクセスを許可するディレクトリをセーフリストに設定する必要があります。(セーフリストのことをホワイトリストと記述してある場合もあります)
フローを実行するときのエラー “The input file path is not valid or you do not have permissions to access the file.”