TableauDesktopからTableauServerへの接続の際に、ブラウザが立ち上がり
「Tableau created this window to authenticate. It is now safe to close it.」
と表示されることがあります。
Tableau ServerとTableau Desktopどちらも2021.4以降のバージョンを使用している場合、ユーザ規定のブラウザ(※1)が立ち上がりこのメッセージが表示されるとのことです。2021.4より前は、デフォルトブラウザ(※2)と呼ばれるものが立ち上がっていたようです。
最初から2021.4以降を利用していたら「こういうもんか」と思うのですが、それ以前のバージョンを使っていたユーザだと、いちいちブラウザが立ち上がるのが煩わしく感じる人もいるようです。このブラウザが立ち上がらないようにする方法があります。
1.はサーバー設定を変更するので接続するクライアント全員に適用されます。(おすすめ)
2.はサーバー設定が出来ないなどの理由でクライアントごとに設定し適用する方法です。
1.Tableau Server でパラメータを設定する
Tableau Server で次のコマンドを実行して、ユーザーの既定のブラウザを利用して認証する新しい方式によるサーバーへのサインインを無効にします。
$ tsm configuration set -k wgserver.authentication.desktop_externalbrowser -v false
$ tsm pending-changes apply
注: Tableau Server が再起動します。
2.個別のPC端末でレジストリを設定する
Tableau Desktop のすべてのインスタンスが閉じていることを確認します。
Windows の場合
- regedit を開きます。
- コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\Software\Tableau\Tableau 2021.4\Settings に移動します。
- 「WorkgroupUseEmbeddedBrowserServerSignIn」 という名前の新しい DWORD 値を作成します。
- 値には 1 を入力します (ラジオ ボタンの選択は [16 進数] のままにします)。
Mac OS の場合
- Tableau Desktop コンピューターで、ターミナルを開きます。
- 次のコマンドを実行します。(1行)
defaults write com.tableau.tableau-2021.4.plist Settings.WorkgroupUseEmbeddedBrowserServerSignIn "1"