データサイエンス

なぜデータは可視化されるべきか?

 

インフォグラフィックスという新しい言葉は、あっという間に日本でも浸透し、”ビッグデータ”と共にバズワード化している感もあります。インフォグラフィックス、つまりデータを可視化する手法は様々なところで話題になっていますが、データを視覚化する本当の意味や、視覚化する際の視点について我々は理解できているでしょうか。

データジャーナリストのデビッド・マクキャンドレスの講演は、データの可視化=データビジュアライゼーションについての本質的な問いに答えています。

動画要約

  • 「データは新しい土壌」ネット上で膨大な量の情報とデータの種を蒔き、ネットワークと接続性で潤し、無報酬の人々や政府の力で耕してきた。しかし、数字は文脈なしには意味がない。理解するには可視化と相対化をすること。
  • 直接見ている分にはたくさんの数字やバラバラな事実にすぎませんが、情報の可視化は興味深いパターンや関連を教えてくれる。情報にデザインを与えることで意味が引き立ち、重要な情報だけに集中できる。
  • 目は色や形やパターンの変化に対し敏感。それは目の言語であり、それと心の言語である言葉や数字や概念と組み合わせると、 2つの言語が同時に語られ、互いに強め合うようになる。そうやって2つの言語が 同時に機能する。
  • データ可視化とは、情報という土壌に咲いた花だ。
  • 絶対的な値は 全体像を与えてはくれない。データの完全な姿を見るためには、他のデータと関連した相対的な数字が必要。それは我々の見方を変える。データセットでマインドセットを変えるということ。
  • 情報のデザインとは、問題を解決し、エレガントな解決法を提供すること。明快な理解や、単純な疑問への答えを素早く手にできることもある。