雑談

2100年、日本の人口5千万人!?

「最も未来を予測できる確実なデータは人口予測データ」なんて言われることもある人口予測。

日本においては人口減少が確実視されており、知り合いの地方大学の学長は既に始まっている大学淘汰時代においての地方大学のあり方について、非常に興味深いお話をしておりました。

・偏差値競争には参加しない
・何か一つ特徴を持たせる

基本的にはこの2つの戦略のもと、独自性を出して行かねば生き残っては行けず、首都圏の大学と同じようなことをしているところは早期に潰れて行くだろうと話されていました。

それを元に、日本国内・国外の学生、社会人の募集、企業、行政との連携を計っていくお話をしており、詳細は記載できませんが、非常に筋の通った、今までのその大学へのイメージとは大きく変わり、ワクワクするような取り組みが進んでおりました。

大学に限らず、人口動態は全ての産業に大きく影響を及ぼしてきます。

そんななか、3月末に国土交通省より2050年を視野に入れた「新たな「国土のグランドデザイン」骨子参考資料」というものが発表されました。

>>資料はこちら(PDF)

既に様々なサイトなどで取り上げられているため、ご存知の方も多いかと思います。

詳細は国土交通省のサイトより PDF で閲覧できますが、いくつかポイントになりそうな箇所をご紹介です。

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こちらは現在の出生率1.35程度で推移して行った場合、2050年には総人口1億人、2100年には5千万を割り込むと想定されているグラフです。

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こちらは2010年から2050年になった際に1km2毎の地点で見ての人口増減を日本地図にプロットしたもの。

人口が半分以下になる地点が現在の居住地域の6割以上を締め、また人口規模が小さくなるにつれて人口減少率が高くなる。

日本総過疎化である。

他にもたくさんの資料が掲載されているこちらのレポート。

このレポートを見ていて改めて思いますが、よく言われるロボットや AI 領域のビジネス、また農業ビジネス等も実は非常に多くのチャンスがあるのではないかということ。

少し先に確実に訪れず未来に思いを馳せ、今の事業モデルの見直し、新しいビジネルモデルの構築が急がれます。