レーダーチャートはTableauではデフォルトで作れるグラフとしては登録されていませんが、関数を応用することで作る方法はあり、いくつかのTechブログでも紹介されています。しかし、そこで紹介されている方法では事前にダミーデータを追加する必要があったり、各頂点にテキストを挿入できなかったりとデメリットが存在します。
今回紹介する方法はこれらのデメリットを克服しながらすごく簡単に作ることができるので、是非参考にしてみてください!
作り方
今回は5教科100点満点のテスト結果を使って例を作成していきたいと思います。
皆さんも学生時代、模試結果の紙で見てたあれですね
以下の計算フィールドを作成します
1:頂点数
{ FIXED:COUNTD([科目])}
2:角度
PI()/2 - 2*PI()/MAX([頂点数])*(INDEX()-1)
3:X軸
AVG([点数])*COS([角度])
4:Y軸
AVG([点数])*SIN([角度])
※X軸・Y軸の「AVG([点数])の部分を作成する指標によって関数を変えてください
[X軸]を列に[Y軸]を行に入れて、マークの形を「多角形」、パスに[科目]を入れます。
これでレーダーチャートが出来上がりました。
ですが、このままではレーダーチャートの頂点に科目名や平均点を入れることはできません
そこで[Y軸]を複製してマークの形を「円」に変更します
テキストに「科目」・「平均(点数)」を入れてから、二重軸・軸の同期をすると多角形と円の組み合わせでレーダーチャートと知りたい情報のテキストが1つのグラフとして表示される様になりました。
最後に マップ > 背景イメージ からレーダーチャート用の背景画像を取り込んであげればレーダーチャートの完成です。計算式をコピペするだけで超簡単にレーダーチャートが作れました。
参考リンク