TableauでViz(ダッシュボード)を作る際の流れを一通り紹介しています。今回で最終回になります。ネタはこちらのViz。
以下の5回にわたりお送りいたします
- 第1回:何を作ろうか(題材選び)
- 第2回:どう作ろうか(データの入手や表現方法)
- 第3回:どう整理しようか(データやレイアウト)
- 第4回:どう改善しようか(作成後の話)
- 第5回:今後どうするべきか(理想の未来)
さて今後どうするか?
前回、作成後どう改善しようかというお話しでしたが、その先のお話し少ししてみたいと思います。
・データの自動取得
サイト構造が単純ではあるのでデータの取得をクローリング+自動加工でも行けるかなと思います。現在データ構造は整理して単純化してますがやはり手動では手間がかかるので。あとリアルタイムで成績は追加されていくのでそこを考えるってのも面白そうかなと思う反面、結構パワーかかるしクローリングはあまり世間的によろしくない風潮でもあるので、モチベーションもあまりなく悩ましいところです……
・クラスターの表現方法検討
平均勝率と勝率のこの↓箇所
クラスタで色分けしてますがあまりよろしくないなぁと、確かに成績の元にその棋士レベルごとにクラスタされてますが、特に右側でソートをかけた際にクラスタを維持したまま表示変動すると意味はあるけどデータとしては読み取れないなと感じてます。
クラスターといえば、以下の図1のような表現などで使うのが一般的かと思いますが、わたしのイメージは図2のような共起ネットワーク図の方で色々表現してみたほうが直感的にわかりやすいものが作れるのではないかと思ってます。しかし、ここも手をつけてません。
図1)株式会社ウェブ改善・分析企画開発リサーチ様の記事より
図2)smalldata様の記事より
・女流棋士データの追加
将棋にも女流棋士いらっしゃいます。データもあるのですが、違いなど詳しく知らないためデータとして併せてしまっていいのかなど含めちょっと手を付けていない感じです。麻雀をはじめ女性も色々な大会に参加されているので背景探ってどうするかを要検討となるかなと。
・系譜
棋士は師弟関係がありデータもあります。その師弟関係をデータに取り込むことで見えるものがあると思ってますが、実際に何を見るべきかそこもほったらかしにしてあります。
といった感じでやりたいことは多々あるものの……という感じです。
モチベーションがあるうちにガンガン動くべき
最後に
といった感じで一通り紹介完了となります。いかがでしたでしょうか?
一番必要なのはやはり「本気でそれ作りたいの?」ってところだと考えてます。GRIとしてお客様の要望により、時には自分たちで作成し、時にはお客様のアシストをして業務を行ってますが、自身が何を作るか・何を作るべきかの熱を以下に持つかが非常に重要なのかなと考えてます。
それはtableau以外でも同様な法則と考えていますので、熱があれば後は今回紹介したようなステップを踏めばあなたも自分に必要なVizを必ず作れるはずと思います。
以上簡単ですが締めとさせていただきます。
何事にも熱をもって接するのだ
※と言ってる間に伊藤匠七段が1冠奪取しました、直近3年データからも「だろうな」と思いました(よく知らんけど)
完