Tableau

Viz作成の基本フロー_第1回「何を作ろうか(題材選び)」

TableauでViz(ダッシュボード)を作る際にどういう思考で作成していっているか、その思考をまとめてみるのも面白いのではないかと思い執筆しています。ネタを未だ擦り続けておりますが以前作成したこれ↓です。(そろそろ別のテーマで作ろうと思ってはいるのですが……)

以下の5回にわたりお送りいたします。

  • 第1回_何を作ろうか(題材選び)
  • 第2回_どう作ろうか(データの入手や表現方法)
  • 第3回_どう整理しようか(データやレイアウト)
  • 第4回_どう改善しようか(作成後の話)
  • 第5回_今後どうするべきか(理想の未来)

きっかけは「何がどうすごいの?」

当時(2021年)、自分でも勉強がてら無料で使えるtableau publicを使ってなんかViz作ってみたいけどなんかネタないかなぁと考えていた際に「将棋の藤井聡太さんがすごい」というニュースが流れていました。

で、そこでふと思ったのが「何がどうすごいの?」という点です。

将棋には8つのタイトルがあるようで、そのうちの4つ目を藤井聡汰さんが獲った!4冠だ!というニュースが当時かなり取り上げられていましたが、まあその強さの内容が接している情報ソースからはよくわからない(対して興味もないのでしらべていなかったもありますが)。

確かに大会に勝ち進んでタイトル4つもとるんだから強いんだろうと漠然と思っていましたが、どうやら「桁違いだ」といった話も出ており、何がすごいのか検証出来たらなぁと思った感じです。

「何がどうなの?」を知るためにVizを作るのだ

「何を作ろうか」には調べてみたい/知りたいことを考える

題材は決まりました。次に「何を作ろうか」です。

「作る意味」を固めないとまず「モチベーションがあがらない」、何かを作るのはめんどくさいことが多いです。そうなると「どんなデータが必要か」などの素材集めとか、「どんな表現がいいか」とかのテクニックも調べ考えられない。なのでまずこれを考える必要があると思ってます。

ちなみにデータがあるかを調べたりするのが先な気もします。データがないと作れないし……ただ「ちょっと考えて作るモチベーションが生まれるか」、この工程を先にやるのは重要な気がしてます。

さて「作る意味」、その時頭に思い浮かんでいたのは恐らく以下のような内容だったと思います。

  • 他の人と比べて何がすごそうなの?意外と僅差じゃないの?
  • 最近強いだけなんじゃないの?昔はどうなの?
  • 将棋って年取った人の方が達人で強いんじゃないの?
  • 意外と対局数が少なくて勝率が高いとかじゃないの?

こんな感じの疑問をVizをみたらなんか「へーそうなんだ」と思えることを作ってみようと思った次第です。

知りたいことをまとめ「作る意味」を固めるのだ

ここまでが「何を作ろうか(題材選び)」です、ちょこちょこ調べたりなどスタートまでの期間は長いかもですが大体トータル10~30分!なイメージ。

※ちなみに私の将棋知識、一応ルール知っていて指せますがあんまりないです。将棋が強い人といわれてイメージするのは「羽生名人」くらいでプロの世界も知りません。スーパーファミコンのソフトにもあったし、当時最強みたいなニュースもみたことある。そんな程度。

第2回に続く

Viz作成の基本フロー_第2回「どう作ろうか(データの入手や表現方法)」TableauでViz(ダッシュボード)を作る際にどういう思考で作成しているのか、その思考をまとめてみるのも面白いのではないかと思い執筆...

 

hiroyoshi usui
ディレクター、Keep it simple, stupid.