例えば、前年同月の数値を取ってきてカラムとして保持したい時にLOOKUPやWINDOWなどの表計算関数を使うと思います。
そんな時に、前年同月の数値だから-12で取得していたのにフィルターをかけると、値がずれてしまうというようなことが発生します。
そんな時に対応法を簡単に記載します。
なぜズレるの?
そもそもフィルターを入れるとなぜ、数値がズレるかについて念の為触れておくと、表計算関数はフィルターがかかった後に計算されるからです。計算順序の詳細は、「クエリパイプライン」とググると出てくるかと思います。つまり、例として、フィルターで絞られた状態から表計算が走るので、ズレが発生する場合があります。
対応策
ということで対応策についてです。
対応策の1つとして、フィルターに入れたい項目を表計算にしてしまい、フィルターに入れるというやり方が挙げられます。

表計算関数の1つであるLOOKUPを使用した計算フィールドを作成します。
ちなみに今回は必要ありませんでしたが、表計算関数で指定するフィールドは、集計か定数でないといけないため、ディメンション(店舗名や集計日など)をフィルターに入れたい場合、属性(ATTR)を活用します。属性(ATTR)を使うと、非集計値を集計値に変更することができます。
作成した計算フィールドを使って、フィルターをかけることで、ビューの表計算の障害を防ぐことができます。