Tableau

tableauデータ表示デザイン検討 ー 前年比較のデザイン

tableauでのデータ表示方法の「デザイン面」について、作成する代表的なパターンや色々な問題点などを中心とした視点でまとめていってます。

思案:前年比較のデザイン

データを比較するといったテーマの1つによく出てくる「前年比較」、今回はこちらがテーマになります。

まず思い浮かぶのは線グラフでの比較です。この比較は見慣れた表示形式でもあり非常にわかりやすい反面、線が近接してくるとわかりづらくなるのが問題点です。色味については、今年は赤、昨年は青というように無暗に色を使うことはせずにグレースケールでいきましょう。


で、やりがちなパターンとして「形を変えてしまえば見やすくなる」です。確かに一見、見やすくはなりますが、形を変えることにより意味が違うものととらえてしまう可能性があります。視認性は高いですが理解しづらい点が発生するのは避けたいところです。

そこでよく使うパターン「bar-In-bar」の登場です。おそらくtableauを触ってる皆さんは比較といえばこちら使うことが多いのではないでしょうか?手前の今年のデータに比較した結果のプラスマイナス状況を色わけすることでさらに視認性を上げることもできます。ただし……前後にデータがあるので少し認識しにくい感じがするのが残念なところです。

そこで最後に紹介したいのがこの「線x面」の組み合わせです。線でのデータの連続性を保ちながら、面(エリア)を利用することで前後の比較もしやすい……これ意外と使える!と考えていますが皆さんどうでしょうか?

比較は人が認識しやすいことが重要です。時にはグラフを使わず数値データ+変動割合のみの表示など様々な表現方法や組み合わせが考えられますので、作成してきたダッシュボードを見直してみることも重要です。
以上何かの参考になれば幸いです。

※)tableauでグラフを作成し終わりがちですが、弊社では実データ投入して表示結果見た際に、醜い見にくい箇所をどうすればいいかなども考えながら進めています。

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hiroyoshi usui
ディレクター、Keep it simple, stupid.