映像やデザインをしていると定期的にお世話になる素材。自分で作るときももちろんありますが、ほかの制作者から買ったり借りたりすることもあります。
さて、今日も素材探しのために検索窓に文字を打とうとした時、ふと初めて気づきます。
あれ?そういえばあの素材ってなんて名前なんだろう?
ほ、ほらアレだよ!光った文字が上からチカチカしながら降ってくる電子的な雰囲気の、なんか01001010……みたいな?わかんないかな?え~と……などと、情けなくも焦ってしまうことでしょう。
そして、分からないからそのまま調べよう!と上の文言をそのまま入れたところで、どんなに知識豊富な検索エンジンでも理解しかねて困惑するわけです。最近流行りの優秀な生成AIですら、訳の分からない文章のままでは訳の分からないものしか作ってくれません。
最近の検索エンジンは優秀なので、こんな抽象的すぎる検索をしても当たるときは当たりますが、出ないことも当然のようにあります。
そこで今回は、アレはなんだ?となりがちなものの名前を紹介していきます。名前を覚えて、今よりももっと狙った素材を見つけられるようにしましょう!
光った文字が上からチカチカしながら降ってくる電子的な雰囲気の素材
最初に一例で出したこちらから。これはマトリックスと呼ばれるものです。
これは文字の時もあれば数字の時もあり、また上から降ってこないパターンもありますが、どれも「マトリックス 素材」で出ます。
マトリックスと聞くとどうも映画の方を先に思いだしてしまいますが、ポスター見るとしっかりマトリックスもあってとてもマトリックスでしたね。納得です。
画面全体に光があふれていてノスタルジーなやつ
これはライトリークです。といってもこの画像だけではピンとこない人もいるかもしれません。実はこの画像は単体で使うことよりも、ほかの画像を加工するために使うことの方が多いです。下の図は、ライトリーク画像を使う前と後との比較です。
元の画像(左図)の上に先ほどのライトリーク画像を乗せ、加算やらスクリーンやらでこねくり回すと右図のようになります。一気に雰囲気が出ますね!物足りなさを感じた時にはお勧めの方法です。
版画のような粗削りなノイズ
グランジと呼ばれています。意味は汚れ。汚れ素材とも言われています。置くだけで躍動感が強調される画像です。
また、画質の荒い画像の上に乗せると、画質の荒さがそういう仕様に見えるようになるので、ある種の裏技としても使えます。
画面が壊れた時のノイズ
これはグリッチ、グリッチノイズといいます。グリッ「チ」です。
こちらはこれ単体で使われることもあれば、先ほどのライトリーク同様、別の画像の上に乗せる加工用に使うこともあります。スタイリッシュからホラーまで、電子的な作品には割と何でも使えます。
たくさんの丸が散らばって飛んでいる
パーティクルと呼ばれるものです。これは画像よりも映像のでイメージした方がわかりやすいかなと思います。次から次へとポンポン湧き出しては漂っていたり飛んでいったりするものです。
ここでは一例で丸と言いましたが、特に形に指定はないので四角でも三角でも星でもポンポン湧き出して漂っていればパーティクルになります。ただし、パーティクルとだけ入れて調べると丸いものが出てくることが多いです。
そのため、丸以外が欲しい時は「パーティクル 四角」など形を指定して調べるとよいでしょう。
まとめ
素材にはこのように特殊な名前があるものもあります。
今回は5つ紹介しましたが、また気になる名前のものがあれば後日紹介したく思います。
素材検索を捗らせ、作品に差をつけましょう!