以前の記事で、は、動画編集で音の調整をするときにはデシベル(dB)を調整することをお伝えしました。

が……
デシベル(dB)だけでは不十分なのです。
今回紹介するのはラウドネス値です。
ラウドネス値とは
デシベル(dB)は物理的な音量(音の大きさ)です。
それに対して
「ラウドネス」とは 人が聴いたときに感じる音量のことを言い、
「ラウドネス値」は その値のことを表します。
単位は「LUFS/LKFS」です。
LKFSはITU(国際電気通信連合)の規格、LUFSはEBU(欧州放送連合)の規格で、現在は同じ基準です。
「0」が最大で、音量が小さくなるとマイナス値になり
1dB = 1LUFS/LKFS に相当します。
ラウドネス値は平均値なので、
動画の最初から最後までの平均となります。
動画を観ていて次の動画に進んだときに、
突然大きな音が流れてきたら、視聴者がびっくりしてしまいますね。
そこで、プラットフォーム内でのコンテンツの音量の差を
無くすために使われる値が「ラウドネス値」です。
そして、びっくりしないように
「ラウドネスノーマライゼーション」という機能が使われます。
ラウドネスノーマライゼーションとは
「ラウドネスノーマライゼーション」とは
規定値以上の音量は 自動で音量を下げて一定にする機能です。
これにより、視聴者は安心して楽しむことができます。
YouTubeのラウドネス値
推奨のラウドネス値は、各プラットフォームで基準値を決めています。
YouTubeの場合は、-14LUFS/LKFSと言われています(公式は公表していません)
-14LUFS/LKFSを超えると
ラウドネスノーマライゼーションにより
自動で-14LUFS/LKFSに下げられます。
しかし ラウドネスノーマライゼーションは
規定値以上にならないとかからないため、
音量が小さい場合は小さなままとなります。
よって、動画編集するには確認が必須となります。
動画編集をするとき
編集作業をするときは
dBで全体のバランスを調整します。
その後、LUFS/LKFSで各プラットフォームに適した値に調整します。