■人生の「リミット」守るカメラマン(2014年3月号)
・前編(2014年2月19日公開)
・後編(2014年2月20日公開)
レポート概要 | |
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Room No | 0008 |
取材日 | 2014年1月 |
プロフィール概要 | |
性別 | 女性 |
年齢 | 33歳 |
住所 | 東京都目黒区 |
職業 | フリーランスフォトグラファー |
世帯 | 単身世帯 |

今回お邪魔したのは、東急東横線の都立大学駅近くに住む33歳のカメラマン。
話はそれるが、東京住まいが長い方はご存じの通り、都立大学駅に都立大学はない。
それどころか今は都立大学という大学すらない。
都立大は1991年に八王子に移転し、都立4大学が合併して首都大学東京が発足したのに伴い、2011年に閉学した。
ちなみに隣の学芸大学駅にも学芸大学はない。

そういうこともあるのか、都立大学の駅前はなんだかあまり活気が感じられない。
もともと周囲にはお屋敷街が多いので、そんなにわいわいがやがやという街ではないのだろう。
そんなお屋敷街をえんえん通ってお住まいに向かうが、かなり駅からは遠い。
徒歩15分ほどはかかる。
着いたのは住宅街の中の2階建てアパート。一番奥の角部屋だが「すごく寒い」という。

「南東角部屋、って広告見て入ったんですけど、住んでしばらくして、なんかおかしいぞ、って方位磁石置いてみたら北東向きで、90度向きが違ったんです。
だから全然日が当たらなくって。不動産屋に言ったら菓子折持ってきましたけど、なんかよくわからない言い訳言って、家賃は下げてもらえませんでした。
その時はもやもやしてたけど、まあそんな引っ越し好きでもないんであきらめました。
でも部屋自体はまあ気に入ってます」
そんな優しい対応に彼女の生き様がよく現れている気がする。

室内は横文字商売の若い女性の一人暮らし、というより30代後半の子なし夫婦の部屋、という感じ。
生活感はそれなりにあるが、真っ白の無地のカーテンに飾り気のない室内で、あまりインテリア等には凝らないようだ。
■人生の「リミット」守るカメラマン(2014年3月号)
・前編(2014年2月19日公開)
・後編(2014年2月20日公開)