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【調査データ考】「内定式参加予定の2022卒の学生向けアンケート」結果を観る

弊社では「SmartSurvey」という自分で調査内容を作成し実施できる、セルフ型リサーチサービスの運営を行っておりサービス特徴の一つに「聴取したアンケート結果を終了から1ヶ月後に一般公開する」という点があります。
世の中では様々な「調査」を行っておりますが、自分が特に興味がない調査内容も含めそのアンケート結果を「ざざっとかいつまんで『観る』」ことにより何かしらの気づきやヒントになればと思います。

今回取り上げるアンケートは「内定式参加予定の2022卒の学生向けアンケート」です。

No / アンケート名 4466 / 内定式参加予定の2022卒の学生向けアンケート
アンケート内容 2022卒で就職内定先の内定式に参加を予定している学生を対象としたアンケートです。
実施期間 2021-08-28 ~ 2021-09-03
実施対象 性別全体 20代
回答者数 100名

オンラインでの内定式が多いが、対面式を望む声も半数

生命保険会社や、銀行、鉄道などの特に大手企業ではオンラインでの選考や内定式が多くなっているようです。
調査結果からも回答者の41%はオンライン開催と答えているように回答時点では対面式を大きく超えている結果となりました。

オンラインは様々な面において便利ではありますが、内定者の中には対面式を望む声も多くあるようです。

対面式を望む理由としては「そこで知り合いを作りたい、内定者と直接コミュニケーションしたい」というような意見や「直接会社に行って、会社の雰囲気をリアルに感じたい」というような意見が多く見られました。

内定者フォローはオンラインの方を希望する人が多い

では、内定後に企業が行う内定者フォローはどうかと言うと、若干オンライン希望者が増えるようです。

基本的にはコロナ対策や地方にまだいるため、以降のフォローはオンラインで行いたいという声が多くなり、またオンライン業務が増えることを見越してオンラインでやりたいとう声もありました。
ただ、オンラインと回答した中にはできれば対面式のほうが良いとの意見もあり、コロナによるところが多い結果となりました。

また、同様のテーマで以下のような調査がありました。

「月収25万円で出社勤務」と「月収18万円でテレワーク勤務」 新卒の84.9%が選んだのは?

ここで注目すべき点は市井の声、ツイッターなどのコメントをみると「前提の給与設定が低すぎて回答結果が歪められている」との意見が多数あり、設問設計の重要性が見える興味深い調査だと思います。

※今回の詳細データはこちらから
「SmartSurvey」https://www.smartsurvey.jp/

 

hiroyoshi usui
ディレクター、Keep it simple, stupid.