こんにちは!今年度から弊社GRIではAIカメラの開発を進めており、それで使用しているエッジAIカメラのご紹介となります。
エッジAIカメラについて
使用しているエッジAIカメラはVieureka社のVieurekaカメラを使用しました
※GRIはこのVieureka社のVieureka Managerにも登録しております。
このエッジAIカメラの良い点として例えば次の三点が挙げられます。
- カメラで撮影した画像を保存しないで分析が可能なためプライバシーに最大限配慮できる
- 画像解析の計算をAIカメラ内で完結させることができる
- システム化するまでの手順の多くが自動化されており、ソフトウェア開発の知見がない人でも素早く開発ができる
実際、ソフトウェア開発の経験がない私でも1か月ほどで人流解析を行うアプリを開発することができ、データを収集することができました。このスピード感で開発した画像解析アルゴリズムをすぐに実証実験に移せるのがこのエッジAIカメラの強みだと思います。
また、最大限プライバシーに配慮できるので実際に分析・解析を行う上で障害となりうる著作権等もクリアすることができます。
エッジAIカメラでできること
このVieurekaカメラでは画像処理のPythonスクリプトを組み込むことができます。次の動画は格子状に歩いた人をYOLOX-nanoで検知し、その足元の軌跡を描いています。
この操作をカメラ内では次のような工程で画像処理をリアルタイムで行います。
- カメラで画像を取り込む
- 取り込んだ画像に対して画像処理をカメラ内で行う
- テキストファイルに画像処理の結果を書き込む
- テキストファイルを保存する
- ①に戻る
なので、例えば次のような検知された人の情報がトランザクションで書き込まれた、json形式のテキストファイルを得ることができます。
{
"time": "yyyy-mm-dd hh:mm:ss.ffffff",
"person": [
{
"bbox": [x, y, w, h],
},
{
"bbox": [x, y, w, h],
},
{
"bbox": [x, y, w, h],
}
]
}
{
"time": "yyyy-mm-dd hh:mm:ss.ffffff",
"person": [
{
"bbox": [x, y, w, h],
},
{
"bbox": [x, y, w, h],
},
{
"bbox": [x, y, w, h],
}
]
}
そして、このテキストデータをさらに分析することでプライバシーに配慮した上で、画像からインサイトを得ることができます。
例えば、弊社では展示会の集客やコンテンツの人気具合を作成するために、エッジAIカメラとTableauを組み合わせてダッシュボードを作成しました。
弊社はエッジAIカメラをただ使うだけではなく、その先の事業化まで目指して開発を行っております。ご要望がございましたらコーポレートサイトからお申し込みください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。