Tableau

Tableauでの調査データの扱い方思考(クロス集計)

アンケートデータをTableauで扱うには

Tableauでデータを扱うときには項目を縦持ちにするというのが基本的な考え方かと思います。例えば横持ちの月次売上データは、その部分をピボットして売上月、売上金額にデータ変換して使ったほうがTableauでは扱いやすいです。

それを踏まえてローデータが横持ちのアンケートデータも縦持ちにしましょうというのがセオリーかと思います。

ローデータはわかりやすいようにデコードデータ(選択肢が文字に変換されたデータ)にしています。よくあるフラグデータ(選択肢が数値で落ちているデータ)と数値対応表(調査票)をマージする件あるかと思いますが、また別の機会にて。

あと、属性設問部分に関してはあえてピボットしていません。こう持っていたほうがアクション設定しやすいです。が、それもまた別の機会にて。

ローデータ以外にクロス集計使ってみるってありなのか?

様々なアンケートデータを汎用的に使う場合は、上記縦持ちが一番取り回ししやすいかと思いますが、例えば表現したい方法があったり、一回きりの調査でのダッシュボード作成では他のデータをつかうってのはありなのか試してみたいと思いました。

今回「クロス集計」そのまま使ってみると何ができるか?試してみました。

若干加工していますが、全体、及び男女別や年齢別データが入っているデータをそのまま使ってます。

全体と属性の比較データを作りやすい

結論上記のようなものが作れました。2重軸がそのまま使えるので全体における男女それぞれの割合比較が表示できています。

このVizから得れるインサイトとして、Q2で初めてカメラを購入した理由を聞いているのですが、全体ではスペックが重視されているのですが、性別データでは男性が同じくスペック重視に対して、女性ではスペックを気にせずブランド力を重視しているということがひと目でわかるようになっているかと思います。

 

もちろんセオリーのローデータの持ち方でも上記加工は可能ですが、この様にアンケートを実施した際に取得/出力されるデータをどう使うかでも、様々な表現の作成ができるかと思います。ご参考ください。

hiroyoshi usui
ディレクター、Keep it simple, stupid.