前回記事の続きです。
年月で絞った時に常に項目りんごを表示させたいよ!!!!!
②ダミーレコードを追加する
前回は全組み合わせをリレーションシップで売上データと「横に」繋げていましたが、こちらは年月×品目の全組み合わせをユニオンして、「縦に」つなげます。
レコードが無くてりんごが消えてしまうならレコードつくって入れたれ!という方法です。
Prepでの作り方例
日付×品目の組み合わせを作るところまでは前回と同じです。今回は商品IDも表示したかったので、追加しています。品目と商品IDは1:1の関係なので、品目のところに商品IDを追加するだけです。
組み合わせができたら、元データにユニオンする
個数がnullになっているのがダミーレコードです↓
シートを作る
できた(売上データ+全組み合わせダミーレコード)データを使うと11月にもりんごが表示されるようになりました。
個数にはnullが入っているので、データないんだな~と分かります。
棒グラフにした。11月でフィルターをかけてもりんごが出てくるようになりました。今回は商品IDを追加できました。
ただnullなのでりんごが0とは表示されないです。0として出したい場合はPrepの時にnullを0に変換するか、Tableauで計算フィールドを作ってください。
この方法の注意点としては、データ行を数える時にダミーレコード分増えてしまっているため、デフォルトの行数カウントフィールドは使えないことです。数える時はダミーレコードを識別して除外しましょう。
また、個数の時は0で埋めてもいいですが、注文番号などのIDをnull埋めしてしまうと、COUNTD(またはCOUNT)するときにダミーレコードが計上されてしまいます。Null埋めしたほうがいい列、しない方がいい列を考えてダミーレコードを作りましょう。
多分、他にもほうほうがあるので探してみて下さい。