REPORT
学生に伝える、データサイエンス業界の最前線とキャリアの歩き方|イベントレポート
2025年10月8日、電気通信大学にてデータサイエンス学部の1・2年生を対象に、当社の高倉がデータサイエンティストのキャリアやデータサイエンス業界のリアルを共有する講演を行いました。本イベントレポートでは、講演のサマリと共に当日の模様をお伝えいたします。
講演サマリ
講演は、登壇者・高倉の自己紹介からスタートしました。
水産学を専攻し、新卒でGRIに入社。BI(ビジネスインテリジェンス)レポート作成やデータ基盤構築プロジェクトなどを経験し、現在はマネージャーとして活躍しています。
異分野からデータの世界へ飛び込んだ自身のキャリアを交えながら、データサイエンス、情報工学系はもちろん、文系や他分野出身の仲間と共に、日々多様な視点と経験が交錯する現場のダイナミズムが印象的に紹介されました。

講演の前半では、GRIの会社概要と事業内容を紹介しました。
当社では大きく3つの事業を展開しています。

1つ目は受託サービス事業で、データを利活用した事業開発やDX推進、事業・投資計画の立案からデータ・AI開発・運用までを支援する「データドリブン事業開発支援」と、ビッグデータ分析基盤の構築・提供やシステム開発・デザイン制作を行う「受託コンサルテーション開発」を提供しています。
2つ目は自社サービス事業で、データのポテンシャルを最大化するプロダクト開発や、デジタル人材育成の研修コンテンツ、データサイエンス分野の研究・研修・情報発信などを行っています。
3つ目は共創事業で、クライアントとともに新規事業の創出を支援しています。
これらの事業を「AI時代の産業革命をリードする」というミッションのもとに展開していることを紹介しました。
続いて、実際のプロジェクト事例を交えながら、データサイエンス業界の最新トレンドについても紹介しました。
近年クライアント企業からは「分析したい」から「組織横断でデータを活用したい」という課題が増え、AIやデータサイエンティスト人材の裾野が広がる一方、「データ基盤を支えるアナリティクスエンジニア」の需要は依然として伸びていることをご紹介。
加えて、AIや機械学習は膨大なデータ探索やパターン抽出を得意としますが、実際の現場では事業ごとのニーズや状況を見極め、仮説を立て、多様な関係者と連携して価値を生み出す力が問われる場面が多いということをエピソードと共に解説しました。
こうした背景から、より高度な分析を実現するためのデータマネジメントの重要性がますます高まっていることも、講演内で強調されました。
最後に、技術や業界環境の変化スピードが速いからこそ、既存の知識や枠組みにとどまらず、「未知の領域にもワクワクしながら挑む柔軟性と継続した学び」がこれまで以上に求められ、その積極的な成長意欲を持ち続けることが何よりも大切であるというメッセージを学生に伝えました。

講演後の質疑応答タイム
講演中および講演後の質疑応答の時間を通して、学生や参加された教諭の方々から多くの質問が寄せられました。
例えば、「どうしてデータサイエンティストになったのか」というキャリア選択を深掘りする質問や、「データサイエンティストの適性はどのように見つけるのか」といった学生時代からキャリア選択に役立てられることに関する質問などです。さらに、講演者から学生に向けて質問を投げかける場面もあり、学生自身の興味や考えを引き出す双方向のやり取りが行われました。
こうした対話を通じて、学生の皆さんが実務やキャリアについて具体的なイメージを持ち、理解を深める機会となったことを願っております。

おわりに
どんなバックグラウンドでも、多様な経験が新しい価値を生む原動力になること、技術が、AIが、どれだけ進化しても、「人」が挑戦し続けること、技術では代替できない人の感性・洞察・実践力をどう磨くかの大切さといったGRIが大切にしている価値観をお伝えすることができた貴重な場となりました。
本講演を通じて学生の皆さんがデータサイエンティストのキャリアや、データサイエンス業界に関心を持ち、将来のキャリアを考えるきっかけとなれば幸いです。
当社では2026年卒の新卒採用、中途採用を実施しております。少しでもご興味をお持ちいただけましたら、以下よりご応募ください。
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