Amazon Redshift のクエリツール「RSQL」を Windows 環境で利用するためのセットアップ手順をまとめました。ODBC ドライバーと OpenSSL の設定を行うことで、Redshift クラスターへ CLI ベースで安全に接続できます
RSQL のインストール
まず、Amazon 公式から RSQL をダウンロードします
ダウンロード後、画面の指示に従ってインストールしてください
OpenSSL DLL の配置
RSQL は OpenSSL ライブラリを必要とします。以下の手順で DLL ファイルを準備します
- 以下から「OpenSSL Binaries Win-64 1.1.1w requires ICS V8.57 or later」をダウンロードします
- ダウンロードした ZIP ファイル内にある以下の DLL を取り出します
- libssl-1_1-x64.dll
- libcrypto-1_1-x64.dll
- 上記2つの DLL を、rsql.exe と同じフォルダに配置してください
ODBC ドライバーのインストール
Redshift に接続するための ODBC ドライバーをインストールします
Amazon Redshift ODBC ドライバーをダウンロードしてインストールする
上記サイトの ODBC ドライバーはバージョン1.5です。「Redshift ODBC」で検索するとバージョン 2.x も出てきますが、RSQL では動作しませんでした
ODBC DSN の設定
ODBC ドライバーがインストールできたら、接続に使用する DSN(データソース名) を作成します
Redshift クラスター情報(ホスト名、ポート、データベース名、ユーザー名など)を設定してください。接続情報をコマンドに直接記述することもできますが、セキュリティの観点から DSN 利用を推奨します
RSQL の実行
作成した DSN を使って RSQL を実行するには、-D オプションを使用します
rsql.exe -D "Amazon Redshift ODBC DSN"
コマンド実行後、プロンプトが表示され、SQL をインタラクティブに実行できます