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AIに仕事を奪われるのは誰だ?調査から見えた世代間ギャップ
スマモニ世論調査AI
以前、「人の仕事の半分が機械に奪われる」という内容の発表が話題を集めました。センセーショナルなテーマだったため、普段仕事で機械やAIを扱っていない人の耳にも届くほどにメディアで大きく取り上げられました。
<参考記事>
週刊現代 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925
講談社BOOK倶楽部 http://news.kodansha.co.jp/20170922_b01
2014年に発表されたものでありながら、今もビジネス雑誌やネットメディアで話題になっています。また、今年は大手銀行が「ロボットやAIを活用し1万9千人の人材を削減する」と発表したことで、いよいよ人の仕事が奪われるようになったのだという危機感を覚えた人も多かったのではないでしょうか。
みずほFG、1万9千人削減へ ロボットやAI活用 約800カ所店舗統廃合
http://www.sankei.com/economy/news/171028/ecn1710280019-n1.html
先日、このレポートでも紹介した「AIについてどう思う?」という意識調査をした際に、AIと人間の仕事について一つ面白い結果が見られました。
「将来、人工知能に職を奪われると思うか?」という設問に対して、年代によって回答の割合が異なっていたのです。「自分の職は奪われないと思うので、特に懸念していない」と回答したのが50代では38.2%と最も多く、他の年代と比べても高い割合でした。定年を65歳と仮定した時に「残り15年」であれば逃げ切れるのではという思いに加え、50代であれば会社などの中で意思決定者の立場にいることが多いでしょうから、「意思決定はAIにはできないぞ!」ということかもしれません。
その点、30代は定年まで30年以上残っていますし、現在の仕事上の権限が限られている場合が少なくないので「AIに奪われるかもしれない」と考える人は多そうです。実際に「懸念をしている」と答えた人の割合がも最も高かった年代です。
開発に関するニュースが日々舞い込み、まさしく日進月歩で進化していくAI。ここまでくるとSF作家アイザック・アシモフの「ロボット三原則」の遵守をAIたちに望む日がくるかもしれませんね。
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