今回は近年注目を集めるSnowflakeの料金体系の紹介です。
料金体系
Snowflakeの料金体系は大きく分けて2つに分類されます。
- 仮想ウェハウス使用料
- ストレージ使用料
仮想ウェアハウス使用料
仮想ウェアハウスはS、M、Lといったサイズがあり、サイズによってクエリの実行速度が決まる仕様です。下記表は、各サイズを1時間稼働させるとどの程度クレジットを消費するかを示しています。クレジット単価は、クラウドサービス、リージョン、エディション(※)によって変わってきます。
(※)スタンダードやエンタープライズなどのタイプがあり、使用可能なサービスやサポートが異なる
例えば、クレジット単価を4ドルとして、Sサイズのウェハウスを1カ月で100時間稼働させた場合、200クレジット×4ドル/クレジット=800ドルがその月のウェハウス使用料になります。主にどれだけの時間稼働させたかで料金が決まってくる仕様です。
BigQueryは、オンデマンドであればデータのスキャン量によって料金が決まりますが、Snowflakeは選択したウェハウスを何時間稼働させたかで決まるというのが、2つのDWHの料金体系の大きな違いです。
ストレージ使用料
Snowflakeに保存しているデータ容量で月額料金が決まります。1TBあたり23ドル/月(事前購入)、オンデマンドの場合は40/月となります。
まとめ
Snowflakeは主にどのウェアハウスを何時間稼働させるかで料金が決まってきます。処理負荷が大きいクエリとそうではないクエリでウェアハウスのサイズを変えるなどの工夫ができそうですね。